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「漱石ゴシップ」長尾剛著
　1993年10月1日第１刷発行
ネスコ発行。発行元　文藝春秋社

「吾輩は猫である」
虚子が勝手に書き換えた「猫」第一稿
鏡子夫人に張り倒された「吾輩」猫
漱石は猫派か、犬派か。
ワンレン大好きハゲ嫌い。その他

「坊っちゃん」
坊っちゃんは松山が大嫌い
坊っちゃんは頭が良いのか悪いのか
坊っちゃんの親父と兄貴は案外いい人だ
坊っちゃんはその後落ちぶれた？

「草枕」
試験によく出る「草枕」
湯けむりに託した漱石のヌード論
漱石の舌はB級グルメ

「虞美人草」
漱石には最初からあった藤尾への殺意
藤尾の死因に不審あり
「大阪朝日」「東京朝日」の漱石争奪戦
その他
「三四郎」美ね子が通った教会はどこだろう？
三四郎に持ち込まれた逍遥との演劇論争
美ね子の鼻っぱしのつよさは平塚らいてうがモデルだった
漱石は三代目柳家小さんにほれこむ　その他

「それから」姦通罪ってナニ？
弟子草平に批判された「代助の恋」
漱石映画はどうして失敗作ばかりなのか

「門」正宗白鳥が繰り出す痛烈な漱石批判
いつもいいかげんにつけていた題名
老師に一喝された漱石居士
　
「彼岸過迄」
漱石がホームズと出会っていたら
漱石は真の大衆小説家である
作法としては失敗した短編積み上げ方式
漱石が悲嘆にくれた雛子の突然死

「行人」兄嫁との危ない一夜で誰が一番悪い奴か
漱石が好きだった食堂車はいまや風前の灯
精神科医がよってたかって分析した一郎と漱石の病症
その他
「こころ」
先生は同性愛者である
私と先生の奥さんのその後
岩波版全集が削除した漱石の皇室関連発言
その他

「道草」
不貞寝、ヒステリーは鏡子夫人そっくり
漱石の女性関係を調査する
カネに苦労した漱石が透けて見える
その他

「明暗」
南京豆が漱石を殺したのか
漱石臨終のばをじっと見つめた芥川龍之介
皮肉！漱石の後釜は宿敵正宗白鳥
漱石が愛した三人の清
その他

夏目漱石の生涯
大泥棒になったかもしれない
恥かきっ子として生まれる
両親の愛にはめぐまれなかった
あばたズラに一生悩む
祖父母は実の父母だった
ふてくされて登校否定する
バンカラで快活な青春だった
本当は建築家になりたかった
兄貴風をふかす正岡子規
漱石というペンネームが誕生する
鴎外の評価で子規と対立する
嘉納治五郎に見込まれる
漂泊する青春時代
恋愛に悩む時期
鏡子夫人の人柄あれこれ
政府高官の娘と見合いする
もみ消された鏡子夫人の自殺未遂
ノイローゼになる
自転車のりに挫折する
小泉八雲を追い出して得た帝大講師のイス
教え子が華厳の滝で投身自殺
鏡子夫人の献身での乗り越えた離婚の危機
「破戒」にショックうける
大正文化を支えた漱石門下
その他沢山の項目