図録本 二田原英二 彫刻展 作品集 直筆サイン入り
1983年 2月17~22日
日本橋高島屋
約50ページ
21*18*0.5cm
カラー・モノクロ
※見開きに、二田原英二直筆サイン入り(謹呈名あり、個人名部分の画像を白抜きにしています)
※絶版
大変貴重な、個展の図録カタログ本。
通常デパートでの会期は1周間程度と非常に短い上、会場限定のみでしか入手できないものです。
彫刻家・二田原英二に関する書籍は類書もほとんど無く、個展の図録はコレクター、愛好家必携の大変貴重な資料本。
見開きに、直筆署名入り。全作品には寸法、製作年を記載。
【見出しより】
序文
二田原英二展によせて 河北倫明
彫刻家二田原英二氏 ジョルジュ・デ・マルキス 美術史家・在日イタリア文化会館館長・前ローマ国立近代美術館館長
カラー・モノクロ作品写真図版
作品目録
小エッセイ 二田原英二
年譜
【序文より】
二田原英二展によせて
河北倫明
旧知の二田原英二君が、滞欧作による第一回の彫刻個展をひらいたのは一九七八年のことであったが、今回また帰国後の作品約二十点をあつめて第二回の個展を開催する。すでに半白の年をこえた同君の仕事は、一面前回よりは具象性を増し、その中にいっそうのきびしさと厚味を加えている。きっと内容ゆたかな会になるものと期待している。(後略)
【作品リストより】
夏の城砦 Fort in Summer
遠くよりl from Afar : I
遠くよりII from Afar : II
遠くよりⅢ from Afar : Ⅲ
城砦の女I Woman in Fort : I
城砦の女II Woman in Fort : II
城砦の女Ⅲ Woman in Fort : Ⅲ
風閃のサラ 長崎に於けるサラ・J・コレル夫人を頌えて
Sarah in Gleamy Wind
オペラ Opera
舞 Dance
「風閃の門」より
FROM THE GATE OF GLEAMY WIND :
情念 Holding Passion
想う日 Meditation Day
燃る日 Flame Day
燦く日 Gleam Day
磐泉縹渺
IWAIZUMI HYOH-BYOH:
泉花 SENKA
磐井 IWAI
泉花飄来 SENKA appears casually
磐井飄立: IWAI stands alone
【年譜より】
1931 福岡県久留米市に生れる
1950 福岡県立明善高等学校卒業
1956 東京芸術大学芸術学科卒業
彫刻を山本豊市氏に師事
1956~60 日本美術院春季、秋季展に出品、受賞数回
1958 朝日新聞社主催「秀作美術展」招待出品、
東京
1959 朝日新聞社主催「第2回国際具像展」招待
出品、東京
1960 同上第3回展招待出品
イタリア政府給費留学生として渡伊、国立ナポリ美術学校エミリオ・グレコ教室に学ぶ
1961~67 ナポリ、ローマ、ミラノと転居し、その間ヨーロッパ各地の美術行脚に費す
1968 ユネスコ主催ギャラリーCUR国際美術展出品、ローマ
ギャラリー・レヴィー国際展招待出品、ミラノ
1970 ギャラリーUXA第1回国際野外彫刻展招待出品、イタリア ノヴァーラ市
1971 同上第2回展招待出品、イタリア、ノヴア一ラ市
1972 ジャパン・アート・フェスティヴァル「現代日本美術展」招待出品、ミラノ
1975 ダッテ・アリギェーリ第2回国際ビエンナーレ彫刻展出品、イタリア外務大臣賞受賞、
イタリア ラヴェンナ
1976 同上第3回展出品、イタリア ラヴェンナ
ギャラリー・チェナコロ常設展招待出品、ミラノ
1978 帰国
第1回彫刻個展、高島屋画廊、東京日本僑
1979 兼松邸のための庭園彫刻「流源」制作、東京
1981 デッサン個展、ギャラリー・ジェイコー、
束京町田市
現代彫刻展出品、ギャラリー・ジェイコー、
東京渋谷
1982 長崎練早市「鎮西学院」のための記念碑「風閃のサラ」像制作
1983 第2回彫刻個展、高島屋画廊、東京日本橋