カレル・アンチェル ザ・コレクション33CD set(VENIAS)
これはアンチェルの実力を余すことなく表した紛れもないお宝ボックスです、曲目などの詳細についてはネットで検索願います。発送は宅急便を使用します、送料は700円をお願いします。
【以下引用】
チェコ出身の名指揮者、カレル・アンチェル[1908-1973]は、古典派から20世紀作品まで幅広い作品を得意としたレパートリーの広い指揮者です。
このセットはスプラフォンやフィリップスによるモノラル後期からステレオ初期の音源を中心としたものです。
【カレル・アンチェルについて】
チェコの名指揮者、カレル・アンチェル[1908-1973]は、プラハ音楽院でアロイス・ハーバ(微分音で有名)に作曲を、ヴァーツラフ・ターリヒに指揮を師事。ハーバが書いたオペラ『母』初演の際に指揮を担当したヘルマン・シェルヘンのアシスタントを務めた事が契機となり、この鬼才指揮者からドイツでさらなる指導を受けます(余談ながら、シェルヘンの娘が運営に携わるフランスのTAHRAレーベルから、以前、アンチェルの音源が大量にリリースされていたのはその絡みもあるのでしょう)。
指揮者としてのデビューは1930年、ミュンヘンの現代音楽際でくだんのハーバのオペラ『母』を指揮したときで、1931年にはプラハ歌劇場の指揮者となり、1933年にはプラハ交響楽団の音楽監督に就任します。しかし、1939年にチェコがナチス・ドイツの支配下に入ると、開放劇場でファシズム批判作品を上演していたため解雇。ユダヤ系だったために、家族全員が強制収容所に移送され、一般人だった家族はアウシュヴィッツ収容所で虐殺、音楽家だったアンチェルのみ最終的にテレジン収容所に送られたため、辛うじて生還することとなります。
戦後のアンチェルは、オペラ指揮者を皮切りにキャリアを積み、1950年にはチェコ・フィルの音楽監督に就任して、戦争で荒廃した同オケを世界第一級にまで建て直し、以後、20年近くに及ぶチェコ・フィルの黄金時代を築くことになります。
一連のスプラフォン・レーベルへのレコーディングはこの頃におこなわれており、高水準な内容を持つものが多く、政変による辞任劇さえなければ、そうした黄金時代がさらに続いていたのではないかと思うと残念でなりません(もっとも、亡命先のカナダで過ごした晩年の数年間は、重い糖尿病と肝臓疾患との戦いだったとも言います...)。
アンチェルといえば、伊勢湾台風が死者5000人という未曾有の被害を東海地方にもたらした1959年にチェコ・フィルと共に来日、その際、心を痛めた彼とチェコ・フィルが、義援金として100万円(今なら1000万円以上?)を供出したという美談でも知られています。
共産圏の団体から西側にお金が動くというのも今や信じられない話ですが、アンチェルのヒューマニストぶりをよく伝える話とも言えるのではないでしょうか。
しかも、このときの来日公演では、同時期に日本を訪れていたカラヤン指揮するウィーン・フィルを上回る優れた演奏を聴かせて、わが国の聴衆を圧倒したといいますから、その実力はやはり恐るべしです。
【VENIAS/ヴェニアス・レーベル】
このレーベルのポリシーは、往年の個性的な演奏を手軽に楽しめるように低価格でボックス化するというもので、音についても、過剰なノイズカットや高域強調をおこなわずに、なるべく本来のサウンドを楽しめるようにするということです。(HMV)