
【詳細】
初版帯付 綾辻行人 牧野修 ナゴム、ホラーライフ 怖い映画のススメ 幽BOOKS
2009年6月15日初版 メディアファクトリー発行 帯付
ホラー映画を愛する作家二人の怒涛のエッセイ&愉快なホラー談義。
ミステリー界を牽引する綾辻行人とSF界の奇才・牧野修が饒舌に語る、コワイ映画の奥深い魅力。清水崇監督も絶賛! 書き下ろしショートショート収録。
ミステリー界を牽引する綾辻行人氏と、SF界の鬼才・牧野修氏による、ホラー映画に関するキャッチボール・エッセイと対談集。
「けなすだけの批評にはせず、楽しもう」を共通のスタンスに、観終わったあと思わず拍手してしまう傑作から、どうしようもないとわかっていてもつい見てしまうB級、確信犯的に手にとるZ級作品まで、貪欲に観てほっこりなごむ。
事前打ち合わせなしで、二人がテーマや質問を投げかけながら進んでいくスタイルがとてもユニーク。
内容はマニアックな蘊蓄や解説に終始せず、楽しみどころを丁寧に紹介。
映画を観たことがない人でも楽しめるよう随所に工夫がされている。
脚注には本書に登場する映画の基本情報、またホラー映画サイトを運営する病笑氏による「ナゴム・ポイント」つき。
全編をとおして、作家ならではの鋭い着眼点や物の見方、ホラーにとどまらない幅広いフィクションへの愛が感じられる。
書籍化にあたり、書き下ろしショートショート、対談から書籍化までの時間に見た映画や追記などのあとがきも収録。
『呪怨』の清水崇監督も、ホラー愛あふれる本書を絶賛!
「そうです!そうなんです! ホラーや怪奇には夢やロマンがいっぱい。実は笑いやファンタジーとも世界は繋がっているんです!」
綾辻行人
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院修了。87年9月『十角館の殺人』でデビュー。「新本格ムーヴメント」の嚆矢となる。「館」シリーズで本格ミステリシーンを牽引する一方、ホラー小説にも意欲的に取り組む。92年『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2018年度第22回日本ミステリー文学大賞を受賞
牧野修(まきの・おさむ)
1958年大阪生まれ。大阪芸術大学芸術学部卒。高校時代に筒井康隆主宰の同人誌「ネオ・ヌル」で活躍後、1979年に「奇想天外新人賞」を別名義で受賞。数年の沈黙ののち、1992年に「ハィ!ノヴェル大賞」を長篇『王の眠る丘』で受賞、同書にて“牧野修”としてデビュー。1996年、特異な言語感覚に満ちたドラッグ小説『MOUSE』で、高い評価を得る。1999年、『スイート・リトル・ベイビー』で、第6回日本ホラー大賞長編賞佳作を受賞。2002年、『傀儡后』で、第23回日本SF大賞を受賞、SF、ホラー、ミステリなど多岐にわたる分野で数多くの作品を発表し続けている。
【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。