
【真作保証】 伊藤小坡 絹本着色 『虫売』 共箱 松坂屋販売作品 年鑑参考価格500万円 風俗画 美人画を中心に描く日本画家
伊勢の猿田彦神社宮司二見家の女児として生まれ、幼年期より茶道、古典文学などの教養を受けて育ち、後に四条派の画家であった磯部百鱗や森川曽文、谷口香に師事。1915年第9回文展にて作品を発表し、以降文展・帝展の閨秀作家として活躍を示し、1928年には竹内栖鳳に師事して画風を確立し上村松園に次ぐ秀画家として活躍した【伊藤小坡】(1877-1967)真筆。絹本着色 虫売図です。
虫売りの女性や虫篭を取り合う童子が描かれた情緒ある美しい一作です。
日常のごく庶民的な情景を巧みに描き出し、小城が評価される凛とした清らかな表現のなかに、温かな愛情にあふれています。
共箱・松坂屋の包装紙に包まれた二重箱付き。
【状態】
巻皺、若干のシミ・変色などの経年感は当然ありますが、他に特に目立つ傷みがなく大変良好な状態です。(写真をよく確認しご納得の上、入札ください。)
【サイズ】
軸寸:縱×横 約142.5x66.5 cm
画面寸:縱×横 約51x45cm
【美術年鑑参考価格】
美術年鑑には,500万円と掲載されていますが,幅45cmを基準として算出されています。本作は,幅約45cmですので、掲載価格のまま参考にしていただくので良いかと思われます。
※出品物についての箱の有無、及び額縁・表装に関しましてはあくまでも作品の付帯品とお考えください。箱のコンディションや額・表装のコンディション等によるクレームは一切お受け出来ませんので予めご了承ください。
※商品受け取り後すぐに,受け取りボタンを押してくださる方のみ,入札をお願いします。
【作者について】
伊藤小坡は1877年 (明治10年)、猿田彦神社宮司宇治土公貞幹の長女として生まれました。本名は佐登(さと)。18歳で伊勢の磯部百鱗に絵の手ほどきを受け、21歳のとき京都に出て、森川曽文に師事して「文耕(ぶんこう)」の雅号をもらい、その後曽文が病のため、谷口香?(たにぐち・こうきょう)に師事し、次に「小坡(しょうは)」の雅号をもらいます。
谷口門下の伊藤鷺城 (ろじょう)と結婚。大正4年の第9回文部省主催美術展覧会に出品した「製作の前」が初入選で三等賞を受賞、一躍脚光を浴びました。大正6年には貞明皇后の御前で揮毫(きごう)を行ない、大正11年の日仏交換美術展に出品された「琵琶記」がフランス政府買い上げとなるなど、普段の何気ない生活の一場面を女性として、また妻としての視点から描いた暖かさあふれる作品群が好評を得て、京都を代表する画家の一人として活躍しました。
昭和3年、竹内栖鳳が主催する画塾である竹杖会の一員となり、やわらかな運筆は、この時期から細くシャープな線描となり、歴史・物語を主題とした女性像を描いていきます。源氏物語に登場する秋好中宮に思いを寄せた「秋草と宮仕へせる女達」(昭和3年)と「秋好中宮図」(昭和4年)、そして気丈夫な女性を描いた「伊賀のつぼね」(昭和5年)や三十六歌仙の一人である斎宮の女御に想を得た「幻想」等の代表作が生まれています。描かれた美しい女性の中に小坡独特の強い世界観が静かに、そして確実に表現されています。
略歴:
1877年(明治10年) 4月24日、猿田彦神社宮司宇治土公貞幹の長女として生まれる。本名、佐登(さと)。
1895年(明治28年) この頃より伊勢の磯部百鱗に師事、歴史人物を好んで描く。
1898年(明治31年) この頃京都へ出て、百鱗の紹介で森川曽文に師事。「文耕」の雅号をもらう。
1900年(明治33年) 曽文の病のため、谷口香?に師事。師から「小坡」の雅号をもらう。
1903年(明治36年) 第5回内国勧業博覧会に「伊賀の局」を出品。この住所は『上京区室町通夷川上鏡屋町二六 中橋方』。
1905年(明治38年) 谷口香?門下の伊藤鷺城(又次)と結婚。中京区釜通竹屋町上ルに住む。
1906年(明治39年) 長女知子が誕生。
1910年(明治43年) 次女芳子が誕生。
1914年(大正 3年) 三女正子が誕生。
1915年(大正 4年) 第9回文展に「製作の前」が初入選。三等賞。師である谷口香?没。
1916年(大正 5年) 第10回文展に「つゞきもの」が入選。
1917年(大正 6年) 11月15日、岡崎公会堂に貞明皇后の御前で揮毫(きごう)。
1918年(大正 7年) 第12回文展に「ふたば」が入選。上京区室町下長者町上ルに移る。
1919年(大正 8年) 反官展を標榜する画家たちにより結成された日本自由画壇に創立同人として参加、翌年退会。
1920年(大正 9年) 第2回帝展に「夏」が入選。
1921年(大正10年) 第3回帝展に「琵琶記」が入選。
1922年(大正11年) 日仏交換美術展(パリ)に選抜されて展示された「琵琶記」がフランス政府の買上げとなる。現在ポンピドゥ・センター所蔵。平和記念東京博覧会に「待たるる楽しみ」が三等賞。第4回帝展に「山羊の乳」を出品。
1925年(大正14年) 第6回帝展に「廻廊」を出品。
1926年(大正15年) 第1回聖徳太子奉賛会総合展に「やすらいはな」を招待出品。
1928年(昭和 3年) 竹内栖鳳 の竹杖会に入る。第9回帝展に「秋草と宮仕へせる女達」入選。
1929年(昭和 4年) 第10回帝展に「秋好中宮図」が入選。
1930年(昭和 5年) 第11回帝展に「伊賀のつぼね」が入選。第2回聖徳太子奉賛美術展に「豊艶」無鑑査出品。
1931年(昭和 6年) 第12回帝展に「春日詣」が入選。無鑑査となる。
1932年(昭和 7年) 第13回帝展に「夕ぐれ」を官展25周年記念の推薦となる。(売値700円。)
1933年(昭和 8年) 大礼記念京都美術館美術展に「夕涼み」を招待出品。
1934年(昭和 9年) 大礼記念京都美術館美術展覧会に「月待つ夕」を出品。(売値600円。)7月7日(土)~7月8日(日)、京都美術倶楽部に個展が開かれる。
1936年(昭和11年) 文展招待展に「十三の装ひ」出品。この住所は『京都市上京区室町通下長者町上五六』。
1937年(昭和12年) 4月、京都日日新聞夕刊一面に、日本初の多色刷り印刷を用いて「麗春」が掲載される。
1938年(昭和13年) 第2回新文展に「歯くろめ」を無鑑査出品。
1939年(昭和14年) 第3回新文展に「神詣」を無鑑査出品。(第7室に展示。非賣。)
1940年(昭和15年) 紀元2600年奉祝展に「山内一豊の妻」を出品。
1941年(昭和16年) 第6回市展(京都)に委員として参加、「ほとゝぎす」を出品。
1942年(昭和17年) 第5回新文展に「乳人浅岡」を無鑑査出品。献納展(日本橋三越)に「春宵」を出品。第7回市展(京都)に委員として参加。「七夕」を出品。師である竹内栖鳳没。
1944年(昭和19年) 戦時特別文展に「烈女形名の妻」招待出品。奉祝京都市美術展覧会に「參籠」招待出品。
1951年(昭和26年) 日本現代美術展に「厳島詣」を招待出品。
1956年(昭和31年) 第1回歴史美術展に「鶴ケ岡舞」を招待出品。
1958年(昭和33年) 歴史風俗展に「鶴ケ岡の舞」が招待。
1966年(昭和41年) 神宮微古館において「郷土の画家三人展」開催。
1968年(昭和43年) 1月7日、京都市上京区の自宅にて逝去。
1992年(平成 4年) 11月3日~翌1993年1月24日、古川美術館で「古川美術館開館一周年記念特別展 女性が描いた女性像 -上村松園と伊藤小坡-」開催。
1996年(平成 8年) 三重県伊勢市宇治浦田に「猿田彦神社小坡美術館」が開館。
1998年(平成10年) 9月17日~9月29日、京都高島屋で「-松園、小坡、蕉園、成園、緋佐子の美人画-女性画家が描く日本の女性たち展」開催。その後、奈良そごう美術館、
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