OZZY OSBOURNE - WORCESTER 1988(DVDR)
Worcester Centrum, Worcester, MA. USA 10th December 1988
若きザック・ワイルドの勇姿を全世界に知らしめた“NO REST FOR THE WICKED Tour”。その定番映像がギフト・リリース決定です。
そんな本作が撮影されたのは「1988年12月10日ウースター公演」。その絶景オーディエンス・ショットです。『NO REST FOR THE WICKED』時代の映像と言えば、大定番プロショット『PHILADELPHIA 1989』が象徴として君臨しており、当店では来日オーディエンス『FUKUOKA 1989』も人気。それぞれの位置関係がどうなっているのか、まずは当時の活動概要を俯瞰してみましょう。
●1987年
《5月:ザック・ワイルド加入》
・7月28日+12月15日:ウォームアップ(2公演)
●1988年
《5月:ギーザー・バトラー加入》
・7月7日ー23日:英国(12公演)
《9月28日『NO REST FOR THE WICKED』発売》
・11月16日ー12月31日:北米#1a(29公演)←★ココ★
●1989年
・1月6日ー30日:北米#1b(16公演)
・2月27日ー3月10日:日本(7公演)←※FUKUOKA 1989
・3月29日ー5月5日:欧州(27公演)
・6月1日ー8月5日:北米#2(37公演)←※PHILADELPHIA 1989
・8月12日+13日:Moscow Music Peace Festival ←※公式映像
《8月:ギーザー・バトラー脱退》
これがザック加入からギーザー離脱に至るまでの歩み。『PHILADELPHIA 1989』はツアー終盤の「北米#2」でしたが、本作は序盤。「北米#1」の17公演目にあたるコンサートでした。前述のように、このショウはツアーを代表する名作映像が残された事でも知られる。ステージ真横に近い右側(ザック・ワイルド側)のスタンド席からやや見下ろし気味に撮影しているのですが、視界いっぱいにステージが占領する特等席なのです。しかもカメラワークもが凄い。果敢なズームはオジーの上半身で画面をいっぱいにするほどなのですが、それが大胆に引き、またズームする。もちろん、新加入のザックにも大注目しており、苛烈なソロだけでなくオブリガートでもガンガン押さえまくる。極めてアクティヴなのに安定感がバツグンで、あまりにも的確なために非常に見やすいのです。
そんな映像美で描かれるのは、素晴らしき“NO REST FOR THE WICKED Tour”の景色。放送プロショット『PHILADELPHIA 1989』では見られない曲も交え、フルセットを整理しておきましょう。
●ノー・レスト・フォー・ザ・ウィケッド(4曲)
・Bloodbath In Paradise(*)/Tattooed Dancer(*)/Fire In The Sky(★)/Miracle Man
●その他(11曲)
・サバス時代:Sweet Leaf/War Pigs/Iron Man/Paranoid
・ランディ時代:I Don't Know/Flying High Again/Mr. Crowley/Suicide Solution/Crazy Train
・ジェイク時代:Shot In The Dark/Bark At The Moon(★)
※注:「★」印は大定番プロショット『PHILADELPHIA 1989』で見られなかった曲。「*」印はこのツアーだけの限定曲。
……と、このようになっています。そんなセットを綴るパフォーマンスも素晴らしい。特に映像だからこその旨みが若きザックの勇姿。ランディの再来とも言われた華やかな姿は現在からは思い出すことも出来ないほど美しく、しかも縦横無尽に暴れまわる弾きっぷりはオープニングからエンジン全開。「Bloodbath In Paradise」や「Miracle Man」「Fire In The Sky」といった新曲はもちろん、「Flying High Again」「Bark At The Moon」「Suicide Solution」といった歴代の名曲でも、パワーでガンガン押しまくりです。
他にも“最強メンバー”と呼ばれる当時の凄味が目白押し。オジー自身が「オリジナルより好きだ」と言っている「Shot In The Dark」、オリジネイター2人が揃って奏でる「Sweet Leaf」&「War Pigs」のSABBATHメドレーも素晴らしく、ザックのヘヴィギターも冴えに冴えまくる。正直なところ、ザックをアイオミのフォロワーと呼ぶのは気が引けますが、明らかにSABBATHを意に介してなかったランディやジェイクとは違い、敬愛はたっぷりと感じられる。サバス再評価後のジョー・ホームズやガスGは尊敬して当たり前だったのでしょうが、この時はまだ80年代。ザックの「俺はサバスが好きなんだ!」感全開で弾き倒す姿は、見ているこちらまで嬉しくなります。
当時のザックは21歳11ヶ月。その若武者の如き大暴れを現場感覚でフル体験できる映像傑作です。『DEFINITIVE WORCESTER 1988(Shades 897)』によって最高峰を更新されたとは言え、80年代映像としては格別なクオリティで味わえる“NO REST FOR THE WICKED Tour”の世界。どうぞ、じっくりとご堪能ください。
★“NO REST FOR THE WICKED Tour”の定番オーディエンス・ショットがギフト・リリース。視界いっぱいにステージが占領する特等席間隔で、若く美しかったザック・ワイルドが大暴れするフルショウを体験できます。
1. Carmina Burana
2. I Don't Know
3. Flying High Again
4. Mr. Crowley
5. Shot In The Dark
6. Bloodbath In Paradise
7. Guitar Solo
8. Sweet Leaf
9. War Pigs
10. Tattooed Dancer incl. Drum Solo
11. Fire In The Sky
12. Miracle Man
13. Suicide Solution
14. Iron Man
15. Crazy Train
16. Bark At The Moon
17. Paranoid
COLOUR NTSC Approx.95min.