御存知!名手Patrick Moraz在籍時唯一の作品 Yesのスリリングな異色大傑作「Relayer」 日本独自旧リマスター紙ジャケット仕様限定盤 国内盤中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございます。
日本独自リマスターでHDCD方式を採用したもの。後のKing Crimsonリマスターのあり方に影響を与えたとして知られるものでございます。
現行のリマスター版は当時の録音時のノイズ等の処理を行っている事もあり、ある種リミックス的でリリース当時は賛否両論ございました。
されど、こちらの旧リマスターはオリジナル・マスターのあり方に沿うもの。
音質もアナログ盤的音質を意識したもので非常に良心的でございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは名手揃い。
Jon Anderson(Vo、Per)、名手故Chris Squire(B、Vo)、名手Steve Howe(G、Vo)、
名手Patrick Moraz(Key、ex-Mainhorse、Refugee、後にMoody Blues)、セッション系名手Alan White(Ds、Per)となります。
プロデュースはバンドと「長編曲の編集はお任せ」のEddie Offordとなります。
技巧派名手Rick Wakeman脱退、同じ技巧派でもジャズ/フュージョンの影響が強い名手Patrick Moraz加入後初のスタジオ作となります。
(名手Rick Wakemanの後任としてかの”Vangelis”等に白羽の矢を立てたものの、何せ技巧派Rick Wakemanの後任という難題。
技術的な問題から難航、名手Patrick Moraz起用に至るという経緯がございます...........)
大ヒットしたものの無理に二枚組大作に広げた作品の有り方からバンド内の亀裂を生み、技巧派名手Rick Wakemanが脱退という痛手を負ったYes。
無理な大作主義は避け、「危機」のスタイルに回帰した感のある作風の感がございます。
されどYesは構成ミュージシャンの個性に音楽性が左右されるバンド。名手Patrick Morazの存在が音楽性の大きな鍵となります。
前作の様の平坦さが大幅に減り歌詞やコンセプトより音楽性に重点を置く感があり、
演奏・アンサンブルも以前のスリリングさが戻ってきたものでございます。
但し、クラッシック系技巧派名手Rick Wakemanではなく、クラッシック系の技巧を誇るものの音楽性はジャズ/フュージョン系の名手Patrick Morazの存在がミソでございます。
以前の様なゴツゴツした感覚のバロック音楽的な構築美ではなく、非常に洗練されたもの。
複雑でありながらもシンプルで合理的な感覚のものが聴かれます。
されど前作にも登場した民族音楽的なパートが打楽器中心に加えられており、非常に興味深い音楽性や演奏・アンサンブルとなっております。
また名手Steve Howeの演奏も使用ギターが通常と異なる事もあり、異色な感覚があるもの。
担当楽器は異なるものの、名手Patrick Morazが同じジャズ感覚のミュージシャンである事からでしょうか?
演奏や音楽性に理路整然としたものを求める名手Bill Bruford在籍時時代の感覚がございます。
但し、非常にすっきりとした音楽性ではございますが...........
Eddie Offordの編集・努力により完成したものの、ライヴでの再現に苦心するのがこの時代のYes。
議論を重ねリハーサルを重々綿密に行うスタイルに嫌気が差し、
譜面通りにライヴ演奏を行うバンドスタイルに飽きが来た名手Patrick Morazはツアー後脱退。
(かのEmerson,Lake & Palmer、RushやDream Theaterも同じでございますが......
ジャズ系でございますから自発的・衝動的等のライヴ演奏を求めるのは当然ではございますが......)
そして後任は何と!脱退した筈の前任、名手Rick Wakemanとなります..........何かねぇ.................................
バンドとしてはPatrick Moraz唯一の作品で異色作ではございますが、ジャズ/フュージョン系を好むファンからの支持も篤い作品でございます。
以前同様に正直聴き手をはっきりと選ぶ感のある作品でございますが、当時は大ヒット。
如何に当時の音楽ファンの感受性が豊かで幅広いものであったかが窺い知れるものでございます..................
この機会に是非。
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