【サイズ】
テーラードジャケット
肩幅 44cm
身幅 50cm
着丈 77cm
袖丈 64cm
立体感のある作りですが、自然な状態の平置き、直線での計測です。袖口は開き見せです。
トラウザーズ
ウエスト 36.5cm(一周6cmくらいまでなら出せそうです)
股上 前面32cm 背面 43cm
股下 68cm
わたり幅 39.5cm
裾幅 25.5cm
ハイバックスタイルなので、ウエストの実寸は小さめになっています。折り返し幅は2.5cmくらいです。
参考までに、当方174cm普通体型、USだと36~38サイズ、ボトムスはW31~32を選ぶことが多いですが、こちらのスーツは、ジャケットはタイト寄りのジャスト、トラウザーズはウエストがややきついですが着用可能、レングスが足りない着用感です。
【状態】
80年ほど前のものなので、小傷や薄汚れなど見られます。画像にてご確認ください。他、手縫いで直せる程度の縫製のはずれが見られる箇所があります。この年代のスーツとしては、現代において日常使用可能なコンディションである稀有な個体かと思います。
【商品説明】
30s 40s USAヴィンテージ ダブルブレスト スーツです。
作りなどから、40年代以前のものだと思われます。テキサス州、ヒューストンのテーラーHOLLYWOOD TAILORSで仕立てられたものであることがタグよりわかります。
ジャケットは幅広のピークドラペルの6Bダブルブレスト、ノーベント、着丈長めの40s以前のスタイルです。
ラペル裏の八刺しや脇下の裏地、全体的な手縫いの多用といった、古い時代のビスポーク紳士服特有の手の込んだ作りです。裏地は背抜きで、付いていない部分はパイピング処理されています。
いわゆるイングリッシュドレープと言われる厚みのある肩バッド、胸周りの立体感のあるパターンメイキングと絞ったウエストで男らしさを強調するスタイルで、現代でも用いられている技術でもありますが、こちらは技術が確立された初期のものなので、現代のジャケットよりもより強調された作りになっています。
トラウザーズはオックスフォードバッグスさながらのワイドシルエットで、裾はシングル、ハイバックスタイルのウエストバンドといったクラシックなディテールの他、2連のトップボタン、ハリウッドウエストバンドと言われる独特なベルトループの付け方、ドロップ型のループポケット、外向きの2プリーツはこの時代のアメリカのトレンドを反映したディテールも見られます。ジップは片爪のWALDESです。
生地は、この年代のスーツによく見られるパリっとした質感の、タフかつ上質なものです。グレーをベースに、ブルー系のストライプの織り柄が入っています。
現代においてこういった衣料は、極めて嗜好性の高いビスポーク以外では作られないと思います。
私には少々サイズが合わないので出品します。ぜひご検討ください。
(2024年 1月 29日 15時 33分 追加)裾の折り返し幅が2.5cmくらいです。シングルなので、股下は伸ばせて2cm程度と考えられます。