1970年代 Rainer Daumiller(ライナー・ドーミラー)
■ サイズ / W620 / D490 / H760 / SH440
■ 素材 / パイン
■ 国 / デンマーク
Rainer Daumillerのダイニングチェア。
1979年にデンマークで開催された輸出家具の展示会で、
ハンス・ウェグナーやポール・ケアホルムと共に肩を並べた作品の一つ。
家具工房はデンマークのHirtshals Savvaerk。
デンマークの家具は、その革新性で北欧モダンデザインの象徴として世界を席巻してきました。
そんな、シンプルで精緻で流麗、座り心地も良い椅子の中で、骨太で素朴な彼の作品はかなり異色の物で、
ここ数年家具デザインの世界で散見される、
”Brutal”という「率直」で「何も隠さない」と言ったニュアンス。
このRainer Daumilleの椅子にはそれに加えて、
”Peasant(農民的)”なフォークロアの魅力も備えています。
パイン材が持つ暖かい雰囲気と、安定感のある丸っこい形には、まるで時代が要請するSomethingが潜んでいるかのようです。木目の美しさと背板のカーブの体へのフィット感には、素材の持つ本来の力を感じます。
こちらの一脚は節が多めで美しい木目にも個性があります。
このような木目の物は中々見かけません。
経年相応の使用感と打ち傷が見られる箇所はございますが、ヴィンテージ の渋さが出ておりとてもカッコいいです。
気になる方はサンディングをし無傷に仕上げる等、オーナー様の好みでメンテナンス下さいませ。
とても頑丈なつくりですので、
ヒビやガタ付き、ひどく風合いを損なうものはなく、構造的には問題ないコンディションです。
神経質な方は入札をご遠慮いただき、ノークレーム、ノーリターンにて心あるお取引きを宜しくお願い致します。