ポスト・ダブステップやシンセ・ポップといったテン年代のキーワードとプログレ、アンビエント、テクノ、ヒップホップ、グライムといったUK音楽史の普遍的なコンテンツを融合させてきた重要バンド、ダークスターが3作目となるオリジナル・アルバムをリリース!!アクトレス、ワイルド・ビースツ、ゾンビーらとのコラボレーション、また友人でもあるジョン・ホプキンスやフォー・テットとの交流を反映させ、地元であるイギリス北部のハダースフィールド地方のドキュメンタリー・プロジェクトとして制作が開始された本作。ネプチューンズのプロダクション直系のミニマルなR&Bトラックにデジタル・エフェクトのかかった淡いヴォーカルが浮遊する先行カット「Pin Secure」(M-7)、まるでトム・ヨークが耽美でグライミーなトリップホップの中で遊泳しているような「Inherent in the Fibre」(M-2)、アップリフトにスウィングするビートとヴォーカルのハーモニーが最高な「Stoke The Fire」(M-3)や「Through the Motions」(M-8)、ジェイムス・ブレイク&ハルモニア’76とでも形容したくなる「Days BurnBlue」(M-12)など前作に引き続き極めてモダンなエレクトロニクスを見事なポップ・アルバムへと昇華。ブライアン・イーノの名盤『Another DayOn Earth』リリースから、その遺伝子を継ぐと言っても過言ではない傑作がここに誕生した。