
学名:Necroscia annulipes
英名:Flying Yellow Stick(Nymphs) or Pink Winged Stick Insect
原産地
タパヒルズ(マレーシア)
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メス
体長約9cm、長い触角を持つ。
非常にカラフルで、主に明るい黄緑色をしており、前翅には青い模様、体には黒い線がある。
完全に羽が生えており、容易に飛翔できる。
後翅は、羽を広げると美しく鮮やかなピンク色になる。
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オス
オスは体長約6.5cm、非常に長い触角を持つ。非常にカラフルで、主に明るい黄緑色をしており、前翅には青い模様、体には黒い線がある。
翅はよく発達しており、容易に飛翔できる。後翅も鮮やかなピンク色である。
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食用植物
イボタノキ(Ligustrum sp.)とキンモクセイ(Osmanthus burkwoodii)
O. burkwoodiiはイボタノキと同じモクセイ科に属します。しかし、イボタノキの葉は冬の間も緑色を保つのに対し、キンモクセイの葉は茶色になる傾向があります。キンモクセイの葉は非常に硬いですが、幼虫は容易にこの植物を摂食することができました。
夏にはライラック(Syringa vulgaris)も摂食します。
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卵
屠殺歯のような形
長さ約5mm
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繁殖に関する注意事項
孵化期間は室温(20~23℃)で5ヶ月以上です。
雌も地面に卵を産むので、ピートなどの基質に卵を挿して孵化させます。先端が尖った方から、蓋のある方がちょうど土の表面と重なるように、慎重に挿してください。
孵化したばかりの幼虫は、イボタノキ(Ligustrum sp.)を容易に摂食します。その後(L4くらいになった頃)、キンモクセイ(Osmanthus burkwoodii)に移しました。
幼虫と成虫の両方を、底に常に濡れたペーパータオルを敷いた、風通しの良いケージに入れて飼育してください。
幼虫は約5~6ヶ月で成熟します。
オスもメスもとてもよく飛ぶので、窓から飛び立つときは気をつけてくださいね。
前述の通り、メスは卵を基質に産み付けます。実際には、土(あるいは地面にあるもの)に産み付けるだけでなく、地面に打ち付けます。見ていると面白いですが、夢遊病者だけが見るものです。
足がトラ柄なのとピンクの羽が美しいので、ピンクアンブレラタイガーレッグナナフシという和名がいいかと思います。
金木犀はよく生えているので比較的飼育しやすいかと思います。レモンリーフを食べるかは不明です。
タイ米みたいな形をした卵です。
卵を10個お送りします。