御存知!名手Tony Kaye在籍 Badger プログレ期隠れ名ライヴ盤1st「One Live Badger」 日本独自リマスター特殊仕様再現紙ジャケット仕様限定盤
国内盤中古でございます。
日本独自リマスターでございますが、ちと高音中心ではございますが非常に良心的な音質となっております。
また、アナログ盤の特殊仕様ジャケットを紙ジャケット仕様にて再現した優れものでございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは通受け名手揃い。
Tony Kaye(Key ex-Yes、後にDetective、David Bowieツアー・サポート他)、Roy Dyke(Ds、後にAshton、Gardner&Dyke)、
David Foster(B&Vo Yes結成前のバンドWarriorでのJon Andersonの同僚)、
Brian Parrish(G&Vo 後に通好みのParrish&Gurvitz、Peter Frampton's Camel)となります。
英国ロンドン レインボウ劇場での実況録音となります。
後のYes大傑作ライヴ盤「Yessongs」用録音の際にYes側の厚意により機材を使い録音された名ライヴ盤でございます。
(King Crimsonでも似た様な事がありましたが、機材試験の様なものでしょうか?)
録音関係者クレジットも同じ。またかのJon Andersonも共同プロデュースで関与。録音環境や音質が非常に興味深いものでございます。
プログレの範疇で語られる1stでございますが、初期Yesの音楽性をブルーズ・ロックやHR系の音楽性に練り込んだ感がございます。
但し、Yesに比べ非常にシンプルな音楽性でございます。
またギタリストは嘗ての同僚名手二名故Peter Banks/Steve Howeの様な端正な演奏タイプとは異なり、ブルーズ系統を組み込んだ感のある演奏感。
Dsは名手故Alan Whiteをジャズ寄りにしたかの様なタイプでございます。
Tony KayeはYesとは異なる演奏でオルガン中心とは言えどシンセを意識した感覚の演奏を含み、非常に興味深いものでございます。
旧B面では後のプログレハード系(初期Magnumとか)に繋がるような音楽性になっております。
御存知の通り、2ndではメンバーチェンジで音楽性が大きく変化致します。
これもまた隠れ名盤と呼ばれるものでございますが、Tony Kayeの音楽性守備範囲の広さを示したものではないかと。
但し今作にも次作への音楽性の移行を感じさせる部分もございます。
Tony Kayeのリーダーバンドではなく、Fleetwood Macの変遷とよく似たバンドと捉えると理解出来る感が致します。
現在はこの紙ジャケット仕様盤は入手困難。是非この機会に。