価格表付 図録本 備前焼 渡辺節夫 個展即売会場限定図録本 作品集 写真集 登龍窯
会期 1998年 12月15日~21日
会場 日本橋三越本店
約21x20x0.5cm
フルカラー
24ページ
※別刷りの価格表付き
※会場限定本
※絶版
わずか7日間の会期の上・会場限定、一部の顧客しか入手できないものです。
現代備前焼人気作家、渡辺節夫が作陶した桃山茶陶作品を一堂に展観した展示即売会の図録本、
フルカラー写真52点を収録。略歴、作家写真。
火襷や窯変が美しくあたたかみのある、茶碗、茶入、花入、水指、茶道具を中心に、
徳利やぐい呑/酒盃などの酒器、鉢、水滴など。
大変貴重な、当時の販売価格表付、本物・真作が掲載された展示即売会の図録カタログ。
備前焼、骨董品、茶道具、古美術、東洋美術コレクター、愛好家必携の作品集。
今後も注目の現代備前焼人気作家、渡辺節夫に関する作品集・写真集の類書はほとんど無く、大変貴重な資料本。
【主催者あいさつ】
備前焼の魅力、それは、釉薬を使わない焼締の土味と1,300度を越える炎がおりなす窯変の妙と申せましょう。
桃山の陶工たちは、用から美へと昇華させたやきものを生み出しやがて茶の湯の世界に登場することとなりました。
そして今、備前の俊英渡辺節夫先生が、桃山茶陶に挑みます。
豪快な造形、無作為な景色の中から作家の温かな人柄がにじみ出る作品は、多くの陶芸ファンを魅了して止みません。
土と炎と技に、桃山への熱く燃える情熱が加わって完成した新作の展観でございます。
【渡辺さんの仕事を考える】竹内順一
「型にはまる」という言葉がある。私はこれをいい意味に解釈している。
新しい陶器をめざして奮闘している過程で、自分の「型」を見つけ出すことは、想像を絶する苦労をともなう。ましてや備前焼は桃山時代に茶の湯の陶器として確固たる地位を築いたやきものだ。それを知りつつ、現代の備前焼を創り、さらに自分の作風を確立するのは、至難のことだと言わざるをえない。
最近の渡辺さんの仕事ぶりは、すがすがしい。自分の作風を無理やり世に問うというのではなく、ごく自然に「こういうものが出来ました。見て下さい」というがごとく、余裕をただよわせて泰然としている。それも桃山時代の伝統を無視しているのではなく、人一倍桃山茶陶を考えた上のことだ。。自分の「型」を強引に創ったのではなく、「型」に出合ったのだ。私はこれを「型にはまった」と見ている。
渡辺さんの作品には、ずい分前からそうなのだが、桃山茶陶の「型」にないまったく新しい一群がある。現代の造形といってよい。これも私は好きだ。また備前焼がとかく等閑視しがちな食器の一群もある。これも良い。根っこのところでは同じ「型」から生まれるのだろうが、どこか妙に異質な二つあるいは三つの流れがうずまいていて、渡辺さんのエネルギーになっているように思う。多くの方々に、この機微を味わっていただきたいと願う次第である。
(東京芸術大学美術館教授)
【価格表】図録掲載作品 一部紹介
備前茶入(挽家付三つ入り茶入一式)
備前茶入
備前茶碗
備前茶碗
備前茶碗
備前茶碗
備前茶碗
備前火襷茶碗
備前花入
備前花入
備前耳付花入
備前大皿
備前三角花入
備前扁壺
備前阿古陀花入
備前柑子花入
備前水指
備前火襷花入
備前舟徳利
備前扁壺
備前六角花入
備前花入
備前砧花入
備前竹節花入
備前火襷花入
備前掛花入
備前火襷徳利
備前ひさご徳利
備前火襷「福徳」徳利
備前火襷「福寿」徳利
備前火襷ひさご徳利
備前徳利
備前徳利
備前徳利
備前徳利
備前扁壺
備前透鉢
備前皿
備前皿六枚組
備前鉢
備前酒盃
備前火襷酒盃
備前六角酒盃
備前耳盃
備前火襷馬上盃
備前亀水滴
備前火襷水滴
備前水滴
伽前水滴
伽前お茶漬け碗
伽前麺鉢
備前壺