Cranetortoise Vacuum TUBE BOOSTER with A/B switching VT-SWB
ギター/ベース用のアンプ、プリアンプなどで玄人プレイヤーから高く評価されている埼玉県の老舗メーカーALBITが、2000年代にCranetortoiseブランドで販売していた真空管内蔵ブースターになります。
フルレンジで信号を強力にブーストする個性的なブースターで、あまり歪みませんが、音圧、解像度、音の張り、密度などのパワーがぐっと増します。使用するアンプが良いものだった場合には、そのアンプの特性をさらに生かすものとなります。本物の真空管のナチュラルなキャラクターが生きており、一般的なオーバードライブとは一線を画するそのサウンドは衝撃的とも言えるものです。
こちらの真空管ブースターのシリーズは当時、水色のもの、ピンク色のもの、そしてこの紺色のものと3種類が販売されていましたが、今回のこの紺色のモデル[VT-SWB]はその中でもライブでの使い勝手がもっとも良かった印象があります。GREENとREDチャンネルを切り替えられる上にブーストスイッチが付いており、合計3段階のブースト切り替えが可能。なおかつその歪み方やブーストの出力も比較的使いやすい範囲に収まっています。
(参考までに: 水色のモデル=パワーとピュアなブーストに特化、ピンク色のモデル=セレクター機能とあたたかな音に特化、紺色のモデル=ライブでのチャンネル切り替えに特化、という大雑把な印象です)
また出力端子も豊富で、Ch AとCh Bの出力を分けることが出来ます。これは2台のアンプを切り替えて使う用途ではないかと思われます。当方は通常の使い方をする際には"BOTH"の端子からアンプに接続しておりました。
強力な個性を持ったインパクトの強い製品ですが、持ち運びに不便な大きな筐体、真空管にしっかりと電圧をかける設計、専用アダプターが必要、わかりやすく歪むのではなくナチュラルにブーストする渋いコンセプトなど、当時のマーケットでは理解されにくい製品だったかと思います。
使い方さえ理解すれば、現在ALBITから販売されている各種プリアンプ同様に、現場で頼もしい戦力になってくれるアイテムだと思います。
現在では入手困難なユニークな逸品です。
こだわりのあるギタリストの方にぜひ手に取っていただきたいと思います。
メーカーサイトにマニュアルがあるようですのでご参考にしてください
https://www.albit.jp/manual/VT-SWB_M.pdf
サイズ: 129mm(W) x 170mm(D) x 75mm(H)
重さ: 約1kg
動作確認済み。
箱は付属しません。
専用のACアダプターが付属します。
関連ワード
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