海野勝珉 作になる「香草 鶏図 片切 金裏座」です。
作者は明治工芸を代表する金工家として、帝室技芸員にも任ぜられ、近年ますます評価の高い大家です。
本品は、装身具としての煙草入れにつける、金具の表側の飾り(鶏)と裏面につける裏座の揃いになります。
両者とても小さいですが、鶏は細かに毛彫がなされ、脇には小さなひよこもきちんと造形されており、見応えがあります。
また裏座には、箱に「片切」とある通り、鋭い刀で一筆で描くように草花の姿が描かれています。
裏座にのみ「海」と刻印があり、子息で同じく金工家で人間国宝にも指定された海野清による、昭和2年の識箱がついています。
表の鶏は鍍金ですが、裏座は箱書に「金」とあり重さもあるため、おそらく純度の高い金製なのではないかと思います。
《状態》
作品は古物としての使用による経年感はありますが、特に欠点は見当たりません。識箱に入ります。(写真中の敷布は付属しません)
《サイズ》
箱の大きさで、
縦:9センチ×横:6センチ
重さ
鶏:3グラム
裏座:4グラム
《お願い》
コレクション整理のための出品です。
公正なオークションのため、新規の方や評価の悪い方など、こちらの判断で入札を取り消させていただく場合がありますので、ご了承ください。
早期終了はいたしません。
作品の真性は保証いたします。商品に関する説明に誤りがある場合を除いて、返品には応じられません。よくご確認いただいた後、入札をお願いいたします。
《発送》
東京都より、ゆうパック便の60サイズにて発送する予定です。
他に、品物や入札について質問などがありましたら、なんでも気軽にお尋ねください。