○商品
統合学研究叢書第3巻、晃洋書房(発行)、2007年1月30日初版第一刷発行、385ページ、定価3300円
ISBN978-4-7710-1814-3
○帯より
「統合学」とは何か?
21世紀の創造的な思考モデル構築のために!
統合のシステムが、ついに人類の「知」の地平に、その全容を顕す時がきた。これは、対立の文明を和解の文明へと扉を開く、複雑系における「統合学派」誕生のドラマである。今、文明は数世紀に一度の大転換期なのである。各分野の第一線で活躍する複雑系科学者のフロンティア・スピリットが境界領域の共同研究に立ち向かい、文明の本質に迫る!
○目次より
はしがき
【論文】
1 統合による共存在の進化 清水博 3
2 21世紀における複雑性の挑戦――グローバル化時代の力学と自己組織化―― クラウス・マインツァー 132
3 安全と安心は相容れ得るのか?――ディープエコロジー・スピリチュアルケア・物語論からの問いかけ―― 片井修 180
【シンポジウム】「統合学」の可能性をめぐる基礎研究 203
基調講演
1 救済の社会技術
2 技術開発における判断力
3 影システム――共存在のコミュニケーションを目指して――
4 試行的越境と「日本的」研究原理
パネルディスカッション
【共同研究】「複雑系」の存在論的基礎づけ 288
第一報告書 不可逆過程と時間性――プリゴジンとハイデガー――
第二報告書 脳科学と現象学
共同研究総括 「複雑系」科学が教えるもの――線形時間概念の呪縛からの解放!――
あとがき
○執筆者紹介より
清水博(しみず・ひろし)
1932年生まれ。東京大学大学院化学系研究科薬学専門課程博士課程修了。現在NPO法人場の研究所理事長。東京大学名誉教授。専攻は生命関係学、場の生命論。著書『生命を捉えなおす(増補版)』(中公新書、1990年)、『新版生命と場所』(NTT出版、1999年)、『場の思想』(東京大学出版会、2003年)など多数。
Klaus Mainzer(クラウス・マインツァー)
1947年生まれ。ミュンスター大学で数学、物理学、哲学を修める(Ph.D)。現在アウクスブルク大学科学哲学正教授・哲学研究所長・情報科学学際研究所所長。ドイツ複雑系および非線形力学学会会長。
片井修(かたい・おさむ)
1947年生まれ。京都大学大学院工学研究科博士課程(機械工学第二専攻)単位取得退学。現在京都大学大学院情報学研究科教授(システム科学専攻)。主著『知識システム工学』(共著、コロナ社、1991年)、「新しいファジィ理論が導く関係性の世界とシステム論」(『日本ファジィ学会誌』第9巻第6号、1997年)他。
○状態
十数年前の古本ですが書込みや折れなどなく大変に良い状態です。カバー部に若干の擦れがあります。絶版状態にある希少な本書をお譲り致します。
「統合学」へのすすめ 生命と存在の深みから 文明の未来、その扉を開く (統合学研究叢書 第3巻) 統合学術国際研究所/編 清水博/〔ほか著〕
「統合学」へのすすめ 生命と存在の深みから 文明の未来、その扉を開く (統合学研究叢書 第3巻) 統合学術国際研究所/編 清水博/〔ほか著〕