MW ムウ 文庫版 全巻(2冊) 手塚治虫(火の鳥・ブッダ 作者) 完結 映画化 ドラマ化 同性愛 猟奇殺人 玉木宏 山田孝之
MW(ムウ)とは手塚治虫の漫画作品。「ビッグコミック」(小学館)1976年9月10日号 -1978年1月25日号に連載された。同作品を原作とした日本映画が2009年7月4日より公開された。また同年6月30日には、映画連動企画のテレビドラマも放映された。
本作は「同性愛」と「猟奇殺人」を題材として扱っており、数多くの手塚作品の中で異彩なものとなっている。
タイトルであり作中の化学兵器の名でもある「MW」とは、主人公・結城が得意とする犯行の際の、女装や男娼的行為から「Man&Woman」との説がある。また、映画版公式サイトでは「Man&Woman」の他に「Mad Weapon」という説や、「180度回転させても同じなので『人の価値観は常に反転の可能性をはらんでいる』との解釈もある」と書かれている。
映画出演者
玉木宏
山田孝之
山本裕典
山下リオ
石田ゆり子
石橋凌
https://tezukaosamu.net/jp/manga/489.html
1976/09/10-1978/01/25 「ビッグコミック」(小学館) 連載
以下手塚治虫サイト引用
現代のありとあらゆる悪を体現する悪魔のような男の姿を通して、現代社会の病理を浮き彫りにしたピカレスク(悪党)コミックです。
真面目で有能な銀行員・結城美知夫のもうひとつの顔は、次々と犯罪を犯し続ける凶悪な誘拐犯でした。
結城は、犯罪を犯すたびに、教会の賀来神父の元を訪れ、懺悔をしていました。
けれども結城と賀来神父とは、男性同士でありながら肉体関係にあったのです。
ふたりは15年前、沖縄近海の沖ノ真船島で恐ろしい事件を目撃していました。
島にあった外国の軍事貯蔵庫から漏れた、秘密化学兵器の毒ガスMW(ムウ)によって、島民が全滅したのです。
そして結城もそのガスに冒され、狂ってしまったのでした。
結城は、その事件を闇に葬った犯人に次々と復讐しながら、ついにMWの行方をつきとめました。
MWに脳や心臓を冒されて死期の近い彼は、そのMWを手に入れて、自分が死ぬ時、世界中にMWをばらまき、全人類を道連れにしようと企んでいたのです……。
https://tezukaosamu.net/jp/manga/489.html