[Music-Trade] Multi-Function Tremolo Arm MFT-FJ
ボリューム付きトレモロアームとイナーシャブロックのセットです。
興味本位で購入後、結局使わずに長期保管していましたが、今後の使用予定もない為に出品する事にしました。
定価だと15000円位だったと思います。トレモロアームの先端にボリュームノブが付いているのでアーミング最中に音量調整をする事など、アイデアと組み込み次第で面白い事が出来るのではないでしょうか?
その他、程度は画像でご確認ください。
寸法解釈用の定規は付属しません。
神経質な方や、せっかちな方は入札をお控え下さい。
基本的にノークレーム・ノーリターンでお願いします。
疑問点があれば入札前に質問して下さい。
自己紹介欄も確認お願いします。
以下はサイトよりコピペです。
ストラトキャスターが誕生して50年以上が経ちました。レオ・フェンダー氏と言う天才によってデザインされたストラトキャスターは、その当初の設計思想以上にプレイヤーをインスパイアし、多くの演奏方法をも確立した、完成形のギターと言えます。レオ・フェンダー氏自身が優れたエンジニアで有ったためか、ストラトキャスターは、量産、またコストにも重点が置かれています。ネックの取外し等は、非常に優れたアイデアであり、加工工程数やその容易さなど、工業製品を長年取り扱っている者でも頷ける点が多いのです。
ストラトキャスターの名手として、J・ヘンドリックス、J・べック、E・クラプトンが目に浮かぶと思います。アーム奏法の多くの名プレイヤーがアーミング、ボリュームコントロール、スライドバーを併用し、多彩なサウンドを生んでいます。そんな名プレイヤーの演奏を観ているうちに、もっとストラトキャスターを変貌させられないか?と考えてマルチ・ファンクション・トレモロアームの開発を思いつきました。
先端のキャップにポテンショメータ(ポット)を内蔵しようと言うアイデアは、簡単に思いつくことです。
さて、実際に取組むとそんなに都合のよいポットがたくさんあるわけもありません。 また、取付方法も剛性を保ったデザインでなければならなく解決すべき点は多くありました。一つ一つを解決していく過程で、新たな構造も多くあり特許の申請にも至った次第です。
マスターボリュームとしての使用など、配線次第では、様々な使い方が可能です。今までにない、ストラトサウンドをお楽しみください。
Multi-Function Tremolo Arm セット内容
1)マルチファンクションアーム(ポット装着、配線済)
2)配線用BELDENケーブル(白・黒・灰 各30cm)
3)配線用ねじ込みコネクター 3個
4)マルチファンクションアーム用ブロック
マルチファンクションアームからの配線は、灰色がHotのIN、白がHotのOUT、黒がColdとなります。マスターボリュームとして使用される場合は、ピックアップの出力を灰色に結線、白をジャックのホットに結線してください。黒はトレモロユニットスプリングストッパーのアース線と結線してください。この他、配線次第で様々な使用方法が考えられます。ポテンショメーターは500Kオーム、Aカーブが使用されています(250Kオームは現在製造されておりません。マスターボリュームとしての使用に
おいては、シングルPUにご使用いただいても電気的な問題はありません)。
アームは5mm直径で日本製ストラトモデルの大半に互換性があります。ブロックは弦間11.3mm仕様です。FJであれば、一部の特殊仕様、インチ仕様を除きご使用いただけます。GOTOHの商品GE101Tとの互換性も確認済みです。一部の古い日本製ギターでイナーシャ・ブロックに貫通穴があいているタイプがあります。
アーム直径が合えば、マルチファンクションアームのみでの使用が可能です。
付属イナーシャブロックについて TIB-H
シンクロナイズド・トレモロユニットに関しては、1950年代から71年まで採用されていた冷間圧延法で製造されたスティール製イナーシャ・ブロック(以下ブロックと簡略します)製品が、音に大きな影響を与えると言われています。現在多くのシンクロナイズド・トレモロユニットに標準として搭載されているブロックは、その多くが亜鉛ダイキャスト製です。
鉄の製造には大まかに、鉄のインゴット(鉄鉱石の塊)を冷ましながら製品に伸ばしていく熱間圧延法、インゴットをいったん板状に加工してから製品を作る冷間圧延法があります。なぜ、初期のFenderが冷間圧延スティールを使用したのか?Fenderの特許書類には、材質規定はなく、「十分な慣性力をもち」と有るのみですから、適当な重量を持つ、入手しやすい材料、冷間圧延スティールが選ばれたのかと思います。初期のブロックには亜鉛塗料が錆止めして塗られていました。亜鉛塗料は錆止めとして多くの鉄材塗装に使用されています。
さて、あちこちのリプレースメント用ブロックの説明文に目を通すと、材質について、「鉄ブロックに鉛が混ざっていると音響とサスティーンに悪影響を及ぼす」とか、「鉛が混入しないように米国規格の冷間圧延材が唯一」であるとか、いろいろ記述がありますが、はたして、Fenderは音響とサスティーンについて考慮しながら材質を選定したのでしょうか?鉛が音響面であまり良い影響を与えないことは、防音壁等への利用からも理解できます。両面を兼ね備えた材質としては、鉛含まないソリッドなスティール材が、ブロックに適していると言っても過言は無いと思われます。
では、重量はどのような関連性を持つか?
トレモロユニットの重量が軽いと、ユニット自体が弦振動と一緒に振動することになります。共振が起こりやすく、弦振動がボディーに伝達される前に相殺されてしまいます。フロイド・ローズ等FRTタイプやフローティングセッティングのトレモロのサウンドが薄っぺらくなるという理由です。ここで、重量が有効な解決策として注目されるわけです。重量によってトレモロユニットの共振を抑え、出来る限りストレートに弦振動をスタッドからボディーへと伝達させようとするわけです。実際、ブロック自体の名称もサスティーン・ブロック変更されており、いかに重量が、音の成り立ちに有効であるかを示してます。
このような点に考慮して開発されたMusic-Tradeオリジナル、ブロックは以下のような特徴を備えています。
1)S45Cスティール(無鉛)切削加工
2)ブリッジプレートとの取付面のフラット加工
3)防錆と音響を面を考慮したクロームメッキ処理
4)重量300g (亜鉛ダイキャスト製・・・230g)
5)マルチ・ファンクション・アーム配線用穴加工)
【ご使用上の注意】
*アームはステンレスパイプを加工しています。強度的には通常のバー材の60%程度と計測されていますが、激しいアーミングでは、ネジ部に著しい応力がかかり、変形する場合があります。*商品の規格はすべてミリ単位で製造されております。