
支給履歴が残るイギリス空軍(RAF)ヴィンテージのワーキングトラウザーズ。
ワイドなシルエット、インナープリーツ、ベルテッドデザインと、イギリスらしさ満載のファッションアーカイブピースの出品です。
ディティールからWRAF(イギリス空軍 女性部隊)の官給ワーキングトラウザーズ。
コレクション整理のため出品しますが、資料性の高い個体のため、価値の分かる方にお譲りできればと思います。
■ 概要
イギリス空軍(ROYAL AIR FORCE)
WORKING PATTERN(作業用被服)トラウザーズ
礼装や外出用ではなく、基地内整備・技術職要員向けの実務服ラインの可能性が高い。
シルエットはハイウエスト+ワイドストレート。
ウエストのタグ表記「G.D.S. Slacks」はGeneral Duties Service を意味し、戦後WRAF隊員の日常任務用官給被服を示します。
重厚なコットンツイル生地、巨大フラップポケットなど、現代ファッションブランドがサンプリングする元ネタそのものの設計。
■ 最大の特徴:タグが語る「来歴付き実物」
● 布製官給タグ
「ROYAL AIR FORCE WORKING PATTERN」
● 管理様式
A.M. Form 1206(Air Ministry Form)
A.M.=英国航空省
これは国防省(MoD)表記以前の様式であり、
戦後〜1950年代前半のRAF官給品であることを示します。
● 支給記録(手書き)
Issued to:Cpl Hutchings
Cpl=Corporal(伍長)
つまりこの個体は、実在のRAF下士官に支給された実用品
● 所属記載
Workshopの記載あり
→ 整備工場・技術部門・地上機材整備系の可能性が高い。
● 日付スタンプ
AUG 19 1954
少なくとも1954年にRAFの補給管理下で運用されていた記録。
第二次大戦物ではなく、冷戦初期RAFの運用期に該当。
● 赤い封蝋付き検品タグ
軍需倉庫での検品・保管・払い出し管理タグ。
民間後付けではなく、正規軍補給ルートを通った証拠。
■ デザイン・構造
・ハイウエスト設計(サスペンダー運用前提の軍仕様)
・極太ワイドシルエット(作業可動域確保)
・特大フラップポケット(工具・手袋収納用)
・厚手コットンツイル(高耐久)
・裾未処理(支給後に個人合わせ前提)
この時代のRAF女性部隊支給トラウザーズ特有の設計バランスで、現代ブランドが再解釈するハイウエストワイドシルエットの原型と言える形状です。
ファッション目線でも、極上シルエットのワイドトラウザーズとして成立。
■ サイズ感(実寸目安)
※平置き計測(多少の誤差ご容赦ください)
ウエスト:約32cm
股上:約41cm
股下:約70cm
ワタリ:約33cm
裾幅:約28cm
サイズ的には女性にも好相性です。
■ 官給サイズ表記について(タグ記載)
内側ウエスト部にSIZE 5 表記あり。
タグに記載された数値は以下の身体基準サイズを示しています。
Height:5'3-5'4"
Waist:24-26
Hips:35-37
これは支給基準サイズであり、実寸とは異なるため、上記の実測値も併せてご確認ください。
■ コンディション
・生地はしっかりしており着用に問題なし
・破れや致命的ダメージは見当たりません
・タグは経年劣化あり(むしろ資料価値として重要)
約70年前の官給実用品としては非常に良好(NOSコンディションのデッドストック)な状態です。
■ 市場的価値と資料的価値
市場に出回るRAFパンツの多くは「モデルが分かるだけの放出品」ですが、本個体は
支給記録
階級
所属機能示唆
使用年代スタンプ
空軍省様式タグ
が揃った来歴説明が可能なアーカイブ級個体です。
衣服であると同時に、RAFの補給制度と現場運用を物証する資料でもあります。
■ 最後に
ここまでタグ情報と来歴が残ったRAFワーキングトラウザーズは滅多に出ません。
「雰囲気がある」ではなく、「誰が・いつ・どの組織で使ったかが読める軍装実物」
価値の分かる方の入札をお待ちしております。
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