Fringer(フリンガー)FR-FX2は、キヤノンEFマウントレンズを富士フイルムXマウント規格のミラーレスカメラで使用する電子マウントアダプターFR-FX1の改良型です。従来型と比べ、絞りリング部が操作しやすくなり、またアダプター内部の反射制御力を強化しました。アダプターのハードウェアは、今後のファームウェア更新をサポートするため、新型の高性能プロセッサーを搭載しキャッシュメモリを大容量化しました。
特徴
キヤノンEFマウントレンズの電子コントロール、AF撮影が可能(※EF-S規格のレンズにも装着可能)
マウントアダプター側の絞りリングで、絞り制御と撮影モードの切り替えが可能
レンズ内の手ブレ補正機構(キヤノン「IS」、シグマ「OS」、タムロン「VC」)に対応
撮影した画像の焦点距離、露出などの情報はExifデータとして記録
コンティニュアスAF(AF-C)に対応
「顔検出」「瞳AF」に対応
PC端末とのUSB接続で、ファームウェアのアップデート可能
アダプター内部の植毛加工により内面反射を制御
FR-FX2のファームウェア
FR-FX2のファームウェア(※)には「プロ版」と「スタンダード版」の2種類があり、いずれか操作しやすいファームウェアを選択できます。
プロ版 アダプター側の絞りリングで、絞り制御と撮影モードの切替ができます。
スタンダード版 カメラ本体側のコマンドダイヤルで絞り設定ができます。
※出荷時は「プロ版」のファームウェアとなっています。スタンダード版のファームウェアは「焦点工房サポートページ」をご確認ください。
オートフォーカス(AF)性能について
FR-FX2のAFの合焦速度や精度は、ご使用するカメラ本体の位相差AFセンサーの性能に依存します。以下の像面位相差AFセンサー搭載機種に使用することがお勧めです。
X-Trans CMOS4センサー | X-Trans CMOS3センサー | X-Trans CMOS2センサー
[AFモード・フォーカスエリアの選択について]
FR-FX2のピント検出方法は主に像面位相差AF方式を採用しています。 ご使用の際は、AFモード・フォーカスエリアの選択は、像面位相差AFエリア内に設定(※)してご使用ください。また、X-Trans CMOS4センサー以外は、AFモード「ワイド/トラッキング」の使用はお控えください。
※設定方法は、カメラの使用説明書をご覧ください。