
CONTENTS
特集
村上春樹と装丁
1979年のデビュー以降、数々の作品を生み出してきた作家・村上春樹さん。
最新長編『街とその不確かな壁』(村上春樹 著/新潮社)を含む
近年の小説作品を中心に、装丁家、イラストレーター、編集者など、
1冊の本が完成するまでに携わった方々に取材し、その制作背景に迫ります。
村上春樹 序文エッセイ「僕の本の装丁のこと」
『街とその不確かな壁』(新潮社)
装丁を手がけた新潮社装幀室の黒田貴さん、担当編集の寺島哲也さん、
装画を手がけたイラストレーターのタダジュンさんにお話を伺い、
新作長編の装丁が完成するまでの制作背景を垣間見ます。
高橋千裕の装丁
元新潮社装幀室の高橋千裕さんに『騎士団長殺し』、『1Q84』(共に新潮社)
の装丁について取材しました。
大久保明子の装丁
文藝春秋・デザイン部の大久保明子さんに取材し、近年大久保さんが装丁を
手がけた4作品『猫を棄てる 父親について語るとき』、
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『一人称単数』、
『女のいない男たち』(すべて文藝春秋)について話を聞きました。
村上春樹とイラストレーター
2016年に「ちひろ美術館・東京」で開催された展覧会「村上春樹とイラストレーター
―佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸ー」を基に、佐々木マキさん、大橋歩さん、
和田誠さん、安西水丸さんの作品を紹介します。
村上春樹 装丁クロニクル
村上春樹さんの翻訳を除く全著作(単行本)の書影を掲載します。
Haruki Murakami と海外版装丁
50以上の言語に翻訳され、世界各地で読まれている村上作品。
今回は、とりわけ読者が多い英語圏(アメリカ、イギリス)の装丁を一部紹介し、
辛島デイヴィッドさんのコメントと共に振り返ります。
村上春樹作品へのオマージュ
イラストレーター・絵本作家9名が、村上作品からそれぞれ小説を選び、
特別な1枚を描き下ろしました。
参加作家(掲載順・敬称略):谷口智則 nakaban 塩川いづみ 長崎訓子
北澤平祐 unpis 矢野恵司 坂内拓 カシワイ
特集:植物を描く
多くのイラストレーター、アーティストにとって身近なモチーフである植物。
ただ植物とひとくくりにいっても、道端に生えた花や、原生林に群生する熱帯植物、
過酷な砂漠で自生する塊根植物まで、その生態や形状は千差万別です。
今回はこれまで多くの植物を描いてきた4人のイラストレーターに取材。
変化に富んだ植物に惹きつけられる理由や、モチーフとしての魅力について
語っていただきます。
登場作家:Saori Ohwada 服部あさ美 矢原由布子 MIKEMORI
定価1,760円