静謐をほのかに彩る叙情的な音色
extremely rare!
around 50s spanish vintage!
銘木(稀少材)ホンジュラスマホガニー使用
スペイン バルセロナの由緒ある老舗工房作の銘品
☆状態良好
※リフレット他 各部メンテナンス調整済み
☆オリジナルハードケース付属
【はじめに】
円滑に取引を進めたく思いますので入札いただく前に下記事項をご確認下さい。
☆新規の方(取引総数10未満を含む)及び評価の内容が悪いID(例:トラブル,キャンセル歴複数など)による入札,落札は随時こちらの判断で削除する場合がございます。
☆落札いただきましたら速やかに落札者様登録情報の入力,通知を必ずお済ませ下さい。
☆落札後24時間以内のお支払いをお願い致します。
☆商品到着後は速やかに受取連絡のクリックをお願い致します。
※お支払いが確認後速やかに発送しますので荷物到着の一両日中に必ずお受け取り下さい。
〔注〕
上記3項目をお守りいただけない場合は通告なしに即落札者都合にて削除→BL登録しますので予めご承知おき下さい。
☆ひやかし,不躾な質問には一切返答致しません。
※悪質なものはブラックリストに即時登録します。
☆楽器専門店で購入する感覚でおられる方は入札をご遠慮下さい。
☆落札後の質問はお控え下さい。
※一切返答致しかねます。
☆領収書の発行はどなた様にもいたしかねます。
★入札取り消しの操作は出来ませんので入札の操作はくれぐれも慎重にお願い致します。
入札いただく前に説明文の全文言をお読み下さい。
入札時点で記載内容(全文言)に同意されたものといたします。
【お願い】
初回の入札はなるべくお早めにお願い致します。
終了間際に初回入札されますと評価履歴の内容確認が難しいのでやむなく削除対象となる場合があります。
入札がない場合は設定終了時間を待たず早めに出品を取り下げます。
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■仕様
全長 1012㎜
重量 1.55kg
弦長 650㎜
〔響鳴胴〕
縦 495㎜
横幅 280㎜〜371㎜
厚み(深さ)88㎜〜90㎜
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ネックの厚み 25.2㎜ at 1f
指板幅 51.0㎜(at nut)
弦間 42.5㎜(at nut)&57.5㎜(at saddle)
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弦高 3.2㎜ & 3.7㎜(at 12 f)
サドル出部 1.2㎜ & 2.2㎜
注)目視によるアナログ採寸
※弦高の数値は使用環境(温度,湿度)や弦の選択により±0.3㎜の範囲で変動あり
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表板 スプルース単板
側,裏板 ホンジュラスマホガニー単板
ブリッジ ブラジリアンローズウッド
指板 ブラジリアンローズウッド
ネック ホンジュラスマホガニー
ナット 牛骨調(合成樹脂)
サドル 牛骨調(合成樹脂)
ヘッドプレート ブラジリアンローズウッド
力木配置 ファン(扇状に7本)
ネックジョイント スペイン式(タン)
フレット HOSCO HF-S2-P24
#2.0㎜×1.1㎜
糸巻 FUSTERO/36㎜
ロゼッタ モザイク(寄木)
バインディング&パーフリング エボニー,スプルース&メイプル
塗装 ニトロセルロースラッカー
ハードケース オリジナル?
〔重要〕
使用材を含めた各部の仕様につきましてはすべて掲載画像を優先してご判断下さい。
◎返品不可
※ノークレームノーリターン遵守にてお願い致します。
■海外ウェブサイトの参考資料
https://www.lot-art.com/auction-lots/Juan-Estruch-Classical-guitar-Spain-1957/39333453-juan_estruch-30.7.20-catawiki
〔検索ワード〕
↓
Juan Estruch 1957 または
Juan Estruch 50's で同スペック同ラベルのモデルにヒットします。
■コンディション
楽器としての実用性は状態頗る良好です。
表板に割れは生じておりません。
裏板に木目に沿ったクラック×1あり。
入手後にクリート×膠にて入念に補修,補強済みです。(画像9枚目参照)
※現在は板の開き段差なし。
〔瑕疵など〕
ラッカーフィニッシュの証でもある細かなウェザーチェックが表板クリア全面にびっしり出ておりオールドギターならではの風格が漂っています。
他、打痕,スレなど無数に点在も酷いダメージはなし。
裏板下部、タップ音を確認したところ力木にごく僅かな弛緩あり。
※音響には何ら影響なし。
板の変形,歪み,ネック接合の剥離,内部力木の浮きなど… すべて問題(不具合)なし。
〔注〕
出品にあたり楽器の状態を細部まで目視,触診,スマホ撮影(内部)にて念入りに確認してはおりますが、古い年式の個体ですので細かな見落としなどありましても何卒ご容赦下さい。
■裏板塗装のリフィニッシュ
クラックのリペアに伴い裏板クリアのみラッカーにてリフィニッシュしております。
[以下施工内容]
1. オービットサンダーや剥離剤(化学薬品)を用いることなくサンドペーパー(スポンジ)で慎重に旧ラッカー塗膜のみ研磨/剥離。
2. 下地処理
a. 京都山科産の赤土との粉にて目止め
b. オイルステイン(ライトオーク)にて着色
c. サンディングシーラー噴霧×3
d. サンドペーパー#1500番にて研磨(凹凸を均す)
3. ニトロセルロースラッカー本塗り
a. ニトロセルロースラッカースプレー噴霧
b. サンドペーパー#1500番にて研磨
※ a.→b.の工程×7回
4.サンドペーパー#2000番で艶を抑えマットフィニッシュ
5. 3週間天日陰干し乾燥にて施工完了
〔備考〕
ややツヤ感を抑えマットな五分艶仕上げで、周りと馴染ませています。
裏板クリアにステインがとの粉に乗らず白く残っている部分がありますが、板に凹凸や開きはなくフラットです。
■ネックコンディション
ベストな状態です。
反り元起きなくストレート。
※6弦側は気持ち順反りの理想的な状態です。
◇リフレット
冴え渡るクリスタルなトーンを徹底追究。
硬密度を具えた組成を誇る国産の高品質なフレットに丁寧に打ち替えました。
指板の溝幅(=0.5㎜弱)を確認して最適なフレットを選択。
品番:HOSCO HF-S2-P24
サイズ:2.0㎜×1.1㎜
フレットの摩耗なし(10分山 =100%)
※ごく軽く擦り合わせ済みです。
フレットクラウンのピークは凹凸なくきちんと揃えてあるのでローからハイまですべてのポジションにてクリアなレスポンスを獲ることができます。
※奏法やタッチの加減にもよります。
〔備考〕
フレットエッジの処理(バリ取り)も万全、引っかかりのない快適な弾き心地を約束します。
◇ブラックハカランダ指板
摩耗なし
〔備考〕
リフレットの際、フレットの擦り合わせが不要なレベルまで指板表面の凹凸をサンドペーパー#1500番にて入念に均した後にフレットを打ち込んでおります。
※指板の研磨数値は最大でも0.2㎜以内です。
微量の天然の蜜蝋ワックスをウェスに含ませて指板を磨き込み艶出し、適度に潤いを持たせております。
■調整箇所
◇ナット溝
各溝0.1㎜単位まで拘り低めのアクションに設定。
上記の調整により特にローポジションでのセーハや運指の際に指にかかる負担が軽減されることでプレイアビリティーが著しく向上します。
また、押弦の状態で弦のベンドの幅が抑えられることでピッの安定が獲られます。
◇サドル
入手後こちらでは触っておりませんが理想的なローアクションにセットアップされています。
■糸巻き(純正品)
スペイン製Furtero製と思しき軸間36㎜の旧タイプ。
動作正常。
スムースに動作し精確な調弦が可能です。
※ボタン複数箇所に微細なキレツ(現状、特に問題なし)
■弦
SAVAREZ/CORUM CRYSTAL
STANDARD TENSION
新弦に交換して調整,出品しております。
■ハードケース
ギター本体と同年代の純正品と思われますが、内外装ともに経年相応の劣化が目立ちますので、発送時の保護用とご理解下さい。
布製カバーの破れ,捲れなどあり。
※鍵は紛失
■発送
おてがる配送ゆうパック 170サイズ(匿名配送)
厳重梱包にて速やかに発送致します。
〔注〕
郵便窓口(担当局員)の判断により予定の170を下まわるサイズでの引き受けとなる場合がありますが、その際に発生する送料の差額分につきましては返金致しかねますこと予めご了承下さい。
■他
経年を考慮しますと状態の良い貴重なスパニッシュヴィンテージですが、サウンドヴィジュアル両面の細かいところまで拘りをお持ちの方な入札を御遠慮下さい。
オールドギターの特質性を充分にご理解いただける方のみご検討下さい。
◎返品不可
※完全ノークレームノーリターン遵守にて取引をお願い致します。
〔注〕
背景の映り込み(リペア待機中のギターなど)は今回の出品に含まれません。
クラシックギターの本場スペインに於いて一ニを争うほどに長い歴史を持つ老舗工房が1950年代に手掛けた大変貴重な逸品です。
歳月に磨かれた雑味のないヴィンテージトーンを入念に手入れされた清潔な指板とピカピカのフレットにて是非ご堪能下さい。
先ず裏板クラックのリペアを済ませた後にラッカーで仕上げております。
ネックヒール接合面の片側に材の経年収縮に因る僅かな段差が生じていますが、剥離はありません。
(画像9枚目参照)
〔ホンジュラスマホガニー〕
音づくりの勘所であるネックに剛性の高いホンジュラスマホガニーを用いることで密度の具わった輪郭明瞭な基音を獲ています。
またホンジュラスマホガニーの音響の特性について以下の情報がネット上にありますのでご参考まで。
↓
ホンジュラスマホガニーとアフリカンマホガニーはどちらも温かみのあるサウンドになりますが
その音色の違いは明確です。
ホンジュラスマホガニーの音色は中低音域の鳴りに深み,厚み,豊かさがあり、レスポンスが速くアタックの効いた明瞭なトーンになります。
一方、アフリカンマホガニーの音色はホンジュラスマホガニーと比較すると音の立ち上がりが緩やかでやや柔和な音色、倍音豊かで甘い響きになります。