御存知!名手故Peter Banks/Tony Kaye在籍時極初期Yes 隠れ名盤2nd「Time and a Word」 日本独自旧リマスター紙ジャケットHDCD仕様限定盤
国内盤中古でございます。
盤共に非常に状態の良い中古でございますが、紙ジャケット表上から2cm辺りに汚れがございます。
日本独自リマスター方式HDCD仕様でございます。
King Crimsonリマスターの有り方に影響を与えたものとして知られる方式でございます。
現行リマスターは録音時に生じたノイズ等の処理が成されたマスターでございますので加工品臭さがございますが、こちらはオリジナルに即したもの。
アナログ盤の音質を非常に意識した感があり、非常に良心的でございます。
ラインナップは貴重な極初期名手揃い。
Jon Anderson(Vo)、故Chris Squire(B、Vo、後にSquire/Sherwood他)、故Peter Banks(G、Vo、後にFlash、Empire他)、
Tony Kaye(Key、後のBadger、Detective、David Bowieセッション他)、
御存知!Bill Bruford(Ds、後にKing Crimson、Bruford、U.K.、Genesisツアー・サポート、National Health/渡辺香津美セッション、
Moraz/Bruford、Bill Bruford's Earthworks他)となります。
この作品でYesという音楽性の土台が確立を見た感がございます。
前作は非常に演奏・アンサンブルや楽曲も高品質ではあったものの、散漫な感がございました。その反省に立ち音楽性を絞った感がございます。
アートロックからプログレへ移行していく段階にある音楽性でございますが、前作同様非常に興味深く高品質である事がミソでございます。
後のYesの音楽性を鑑みると非常に興味深い楽曲が揃います。
されど、プロデューサーの意向でしょうか?時代性もあってか?オーケストラを大幅に導入している楽曲が多い訳でございます。
大仰さで迫力や立体感があるものの故Peter Banksの居場所が極度に狭くなり、
作品としては兎も角バンドとしては非常にバランス感やロックバンド感が崩れている感がございます。
このプロデューサーのやり方に嫌気が差し、次作よりセルフ・プロデュース中心の制作に移行する感がございます.............
案の定、出来に不満の故Peter Banksはリリース前に脱退。運命の名手Steve Howeが加入する事となります。
後に故Peter Banksが後任の名手Steve Howeにおいしい所を全て持っていかれた~と恨みつらみを申されていた模様でございます。
(Steve Howeに罪はないと思われますが......)、
故Peter Banks自身もYesの音楽性の構築に深く関わっていた事が初期二作にて窺えるものでございます............
この作品ではプロデューサーに無茶苦茶にされたという事なのでしょうか?
アートロック~プログレへ移行する時代の非常に興味深い作品ではございます.......................................
この仕様盤は入手が非常に困難。この機会に是非。