【 ボルドー白の完全版 】
レオニ ャン郊外の森に囲まれた畑で、丹精こめて造られる「ドメーヌ・ド・シュヴァリエ」は、
ペサック・レオニャンのトップ・シャトーです。
1881年の「ボルドー・エ・セ・ヴァン誌」にも、
『このシャトーのワインの上品さはブドウ畑によってもたらされ、ブドウ畑は美しい色のワインを作らせる』と記されます。
「シュヴァリエ(騎士)」が名前に付くのは、このドメーヌが
スペインの巡礼地「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」までの通り道にあり、それを守る
「騎士」という意味で付けられたと言われます。
17世紀の資料にはすでに、この地にブドウ畑や醸造施設などがあったことが記されます。
『良いワインは良いブドウから』をモットーに掲げるそのワインは、
非常に品質が高く、ボルドー“通が好む”と言われます。
1990年代に入ってから、 そのクオリティには益々拍車がかかっており、現在では、
五大シャトーの「オー・ブリオン」や「ラ・ミッション・オー・ブリオン」と共に
グラーヴ格付けの3本指に入る超優良ドメーヌへと成長を遂げています。
秀逸年の赤は、5大シャトー「オー・ブリオン」を凌ぐ程、
グラーヴの個性を色濃く表現したエレガントなワインとして高く評価されています。
ドメーヌ・ド・シュヴァリエのブドウ畑は、赤ワイン用のブドウ畑が35haあるのに対して、
白ワイン用はわずかに4.5ha(僅か7.7%)。
白はたいへん稀少で高値ですが、
『ボルドーの白ワインの完全なるスタイルを持つ』
とまで言わしめる逸品だけに、
見逃してはいけません。
ソーヴィニヨン・ブランの爽やかさに加え、上質なセミヨンならではの濃密でトロリとした厚みのある口当たりが最大の魅力。
最高級フルーツを丸かじりしたようなジューシーな果実味と、白い花々をはじめとした多種多様な瑞々しいアロマが溢れ出し、
大きな花束を手渡されたかのような印象をもたらします。
またその香りはソーテルヌを思わせる印象。
粘調で優しい甘さと爽やかさ。熟成を重ねたせいか、優雅で妖艶、気品が感じられ、
飲み込まずにずっと味わっていたい、そんな気持ちが沸き起こります。
様々な要素全てが渾然一体となり、深遠なる長い余韻へと誘います。
2018年はペサック・レオニャンの超超秀逸年。
収穫前の好天に恵まれ
豊かなタンニンと清らかな酸が骨格を形成する
テロワールに祝福された
圧倒的グレート・ヴィンテージとなりました。
生産量は少ないものの、全体的に良く熟したため濃く色付きも良い、タンニンのしっかりしたワインが出来上がりました。
専門誌評価もすこぶる高く
ジェームス・サッカリング 97-98点
ジェブ・ダナック 95-97点
ワイン・アドヴォケイト 93-95点
の圧倒的高得点を受けました。
ブレンド比率は、
ソーヴィニヨン・ブラン 75%
セミヨン 25%
ドメーヌ・ド・シュヴァリエの白は、赤より長命として知られ、
瓶詰めしてしまうと10年以上開くことがなく、
30年は裕に保つとされています。
熟成すると複雑なアロマを放ち、エレガントを極めたワインへと
見事な変貌を遂げるのです。
極めて晩熟で、若いうちは硬く閉じているだけに、
セラーの片隅に仕舞い込み
来たるタイミングをワクワクと待ち侘びながら育てて行きたい
ボルドー白の完全版です。