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昭和57年 532P 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
南極地域観測統合推進本部長 文部大臣 我が国の南極地域観測事業は,今から四半世紀前, 国際地球観測年の世界的な共同事業の一環とし て始められました。 昭和32年1月29日, 第1次観測隊が南極の地に第一歩をしるし,東オングル島に 「昭和基地」 を開設してから25年が過ぎようとしています。 当時の我が国は、終戦後なお日が浅く、戦争の荒廃が残っていた時期であり,巨額の経費が必要な 南極観測を始めるためには多くの難問がありました。 また、我が観測隊が,米,英、仏, ソ等の諸国 に伍して,南極の厳しい自然に挑み,科学的、技術的にも未知の課題が山積するなかで観測事業を開 始することは至難なことでありました。 幸い, 観測隊員及び観測船乗組員諸君の並々ならぬ尽力と国 民及び各界各層の御支援,御協力によって第1次観測に成功したことは,国民に多大の希望と自信を 与えてくれた出来事であったことと思います。 以来,観測の一時中断の時期はありましたが、昭和40年には再開され,これまで23次に及ぶ観測隊 を派遣し続けております。 そして、 日本の観測隊が築き上げた数多くの研究成果は,国際的にも高い 評価を受け,世界の学界からも注目を集めていることは誠によろこばしいことと考えます。 この間,南極での観測を支える基盤は着実に整備されてきました。 「昭和基地」は観測ロケットの 打ち上げ施設や電子計算機が整備され, 各国基地のなかでも有数の科学観測基地に発展し, 大陸内部 には 「みずほ基地」 が設けられました。 国内では昭和48年に南極観測と極地研究の中核的機関として 国立極地研究所が設置されました。 また, 観測船は 「宗谷」 から本格的な砕氷能力を有する 「ふじ」 に引き継がれ、現在は三代目の新鋭船「しらせ」 が進水し, 着々と完成に向かっております。 一方, 南極をめぐる世界の動向は, これまでの科学調査に加え, 海洋生物資源及び鉱物資源に関心 が高まり,その有効利用と環境保全が大きな課題となっております。 初代「宗谷」の氷海での苦闘や, 南極についての知識経験が乏しく命がけで観測活動を展開した初 期の観測隊の御苦労を思う時、今昔の感に堪えません。 本書は,我が国の南極観測25周年を機に、これまでの観測事業の歩みを記録し, 永く保存するために 編集したものであります。 本書が,これまでの南極観測事業発展の経過を回顧するにとどまらず,今後 の事業発展のためにいささかでも寄与することができれば,よろこびこれにまさるものはありません。 ここに,関係各位に改めて感謝の意を表する次第であります。 昭和57年1月
お探しの方、お好きな 方いかがでしょうか。
中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。表紙傷、小汚れ。ページ小黄ばみ、ややしみ。ご理解の上、ご購入ください。
もちろん読む分には問題ありません。292482S |