KENSINGTON 2の魅力は、二大ブランドとは一線を画する“気品溢れる佇まい”にあります。
歴史に裏付けされたトレンチコートの伝統的デザインとディテールを踏襲することにより、英国に根付く美学“ダンディズム”を体現しています。とは言ったものの、トレンチコートにダンディズムを求めるならバーバリーかアクアスキュータムのどちらかを選べば手っ取り早いです。それらが持ち合わせていない“品の良さ”や“時代の感性”を求めるなら、おのずとグレンフェルのKENSINGTON2に行き着きます。
画像をご覧いただければお分かりだと思いますが、男らしくありながらも実にエレガントな佇まいです。
この理由は、スプリットラグランスリーブと現代的なフィッティングにあります。
トレンチコートはラグランスリーブが定番ですが、KENSINGTON 2はラグランスリーブの動きやすさとセットインスリーブの上品さを兼備するスプリットラグランスリーブに変更しています。
これにより、トレンチコートの土臭さを打ち消しています。脇下のもたつきを解消した現代的なフィッティングも素晴らしく、このコートをより洗練されたものにしています。
素材には、天然の機能素材として名高いグレンフェル・クロスを採用。防風性、防水性、耐久性に優れ、長く愛用できるのはもちろん、最高級エジプト綿が醸す高級感ある風合いは他では味わえないものです。
気取らず、飾らず、いつの時代も輝き続ける普遍的なデザインでありながら、内から湧き上がってくる気高きエレガンスを持ち、年を経るほどに深みが増していく、そんな名品コートだと思います。
道具として優秀なだけでなく、創業100年近い歴史と伝統が支える安心感と信頼感、そこに英国王室御用達のステイタスが加わった“100年愛せる名作アウター”です。
このコートには、「GRENFELL CLOTH(グレンフェル・クロス)」が使用されています。
グレンフェルのはじまりは、コート作りではなく素材開発にあります。
その素材こそがグレンフェル・クロスです。極寒の荒涼たる北極圏の人々に医療をもたらした英雄グレンフェル卿。1892年に行われた彼の演説は、ひとりの聴衆の心を強く揺さぶります。
その男が、グレンフェル・クロスの開発者であるウォルター・ヘイソンスウェイト氏です。ヘイソンスウェイト氏は、グレンフェル卿が極寒地の探検に求める、防水、防風、透湿性に優れた素材の開発に情熱を注ぎ、とうとうグレンフェル・クロスを完成させます。グレンフェル卿はこの素材をたいそう気に入り、自らの名を冠するように薦めたと言います。
その後、グレンフェル・クロスは多くの冒険家に愛され、エベレスト登頂、太平洋横断など、歴史的な場面に立ち会ってきました。
今から100年前に生まれたこの素材は、テクノロジーが発達した現在においても天然の機能素材として人々に愛されています。
現在でもグレンフェル・クロスは、ロンドン郊外の自社工場で当時と変わらぬ製法で織られています。
グレンフェル・クロスの必要条件は2つあります。ひとつは、最も繊度の細い綿(最高級エジプト綿)から紡がれた糸を使用すること。
もうひとつは、その糸を熟練の職人技によって1インチ四方に600本以上打ち込むことです。
いわゆる高密度ギャバジンなのですが、これを極限まで突き詰めたのがグレンフェル・クロスになるとお考えください。
この緻密な織り生地は、風を防ぎ、防水性に富み、ハードな使用に耐え得るうえ、着れば着るほど味が増して身体に馴染んでくるので、長く着込んで“自分だけの一着”に育てる楽しみがあります。
また、最高級エジプト綿の高級感ある風合いを存分に楽しめることも特徴です。
巷に溢れる高密度ギャバジンとは見た目からしてまるで違います。
100%天然素材でありながら優れた防水性が備わっていて水を玉のように弾くので少しくらいの雨なら傘の必要はありませんし、汚れが付きにくいので手入れがラクチンです。オーセンティックでありながらも機能的な、先人の知恵が詰まった素晴らしい素材です。
色は角度によってみせるカラーを変化させる玉虫色のような幻想的なカラーリングです。
春の陽射しを浴びるとオレンジとオリーブの糸がより輝き、その魅力を存分に発揮してくれます。
流行に左右されずタイムレスな魅力を放ち続ける質実剛健なアウターウェアなので、投資に見合った活躍をしてくれることは間違いありません。
トレンドを追うのに疲れてしまった方やワードローブに鎮座し続ける永久定番服が欲しい方は、是非この機会に“本物の英国ブランド=グレンフェルのトレンチコートを手に入れてください。
size:36
price:¥179,300
仕様:BEAMS別注/着丈を長く変更/<Johnstons>のウールライナーを取付け/デタッチャブルライナー仕様/スプリットラグランスリーブ