
【詳細】
初版set 仁木稔 HISTORIAシリーズ グアルディア/ラ・イストリアハヤカワ文庫
グアルディア上巻 2007年4月25日初版 早川書房発行
グアルディア下巻2007年4月25日初版 早川書房発行
ラ・イストリア2007年5月25日初版 早川書房発行
ミーチャ・べリャーエフの子狐たち 2014年4月25日初版早川書房発行 帯付 新刊案内完備
HISTORIAシリーズ
チャールズ・ダーウィンがメンデルの法則を知って自らの理論に加えた結果、史実よりも遺伝子工学が発達した世界を描いた連作シリーズ。
グアルディア
22世紀末、遺伝子管理局が統括する12基の知性機械によって繁栄していた人類文明は、とあるウイルスの蔓延によって滅びた。そして西暦2643年、ラテンアメリカ―変異体と化した人間たちと種々雑多な組織が蠢く汚濁の地にあって、自治都市エスペランサは唯一、古えの科学技術を保持していた。その実験体にして、知性機械サンティアゴに接続する生体端末の末裔アンヘルは、混沌の世界を平定すべくレコンキスタ軍を組織、不老長生のメトセラにして護衛の少年ホアキンらとともに、サンティアゴの到来が近づくグヤナ攻略を画策していた。いっぽう民衆たちのあいだでは、サンティアゴを神の降臨と捉える参詣団が形成され、その中心には守護者として崇められる青年JDと、謎の少女カルラの姿があった。アンヘルは、ある思惑を秘めて二人との接触を切望するが…。精緻にして残虐なるSF的イメージと、異形の者たちが織りなす愛憎と退廃のオペラ―沖方丁、小川一水につづく新鋭の叙事詩大作。
ラ・イストリア
西暦2256年、バハ・カリフォルニア。北米からの密入国者を手引きするアロンソは、血の繋がらない家族を養っていた。だが、その一員であるクラウディオと寝たきりの少女ブランカには、ある重大な秘密があった。密入国の摘発を図る軍部に対しクラウディオは、ブランカに恋する少年ファニートを殺戮兵器・生体甲胄へと変貌させるのだが…『グアルディア』の400年前を舞台に、無垢にして醜悪なる愛を描くシリーズ第2作。
ミーチャ・べリャーエフの子狐たち
“妖精”と呼ばれる人工生命体が労働現場で使役されている2001年の米国。妖精を憎悪する聖書原理主義者のケイシーはある日、変種の狐を連れた少女と出会う…。ケイシーたちの妖精排斥運動の裏に潜む遠大な謀略が緩やかに世界を変え、22世紀には亜人と呼ばれるようになった妖精たちが奴隷として労働し殺し合っていた。その代償に人類は“絶対平和”を確立したのだ。その後やがて訪れる人類繁栄の翳りまでを追う連作集。妖精使役の浸透の時代を描く表題作、SFマガジン読者賞受賞の陰謀譚「はじまりと終わりの世界樹」、亜人による娯楽としての代理戦争が過熱する「The Show Must Go On!」など、欲望の科学が倫理を崩壊させる歴史改変世界全5篇。
仁木稔
1973年長野県生まれ。龍谷大学大学院文学研究科修士課程卒。『グアルディア』で作家デビュー
【状態】
経年劣化により若干の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、概ね良好です。