出品作品: 挿し絵画家「富田千秋」秘密画集 肉筆原稿 合計223枚 (未発表原稿75枚を含む)
画寸: 約19.8 x 27.4cm
画法: 画用紙に鉛筆画 (肉筆/鉛筆デッサン)
内容: 富田千秋の肉筆の13 話223枚。うち11話(148枚)はイースト・プレス社発行の『富田千秋秘密画集Ⅰ、ⅡおよびIII』に掲載されています。残り75枚は女経邯鄲枕麻羅侍妾風作(7話)およびタイトル不詳(Kの・・・)の未発表作品。
★秘密画集として印刷されたものにはない手描き原画の艶めかしさ、精緻さ、大迫力をどうぞご堪能下さい。(真作保証)
※落札者の方には、イースト・プレス社発行の富田千秋秘密画集I、II、III(中古)を無償で進呈致します。
作者: 富田千秋
1901(明治34). 2.23 - 1967(昭和42) 7.18 香川県まれ。東京美術学校卒業。富田千秋は戦前、菊池寛をはじめ多くの文豪の挿絵を描いた画家として知られており、昭和10年発行の名作挿絵全集3にも志村立美、月岡芳年などの大御所と肩を並べて記載されている。最晩年は性情そそる秘密画を密かに書き溜め、その死後に「富田千秋秘密画集―幻の性資料」として刊行されたものもある。
作品の由来:
イースト・プレス社発行の「富田千秋秘密画集I」に円つぶら氏が次のような解説を加えている。富田千秋が命を賭けた最後の作、秘密画集の数かずも完成した、「俺が死んで金に詰まったら、これ売れよ」と、どさりと妻の前に画用紙の束をおいた・・・・それは高橋鐵のもとに持ち込まれた。性科学者で、性ものコレクターとして鳴るなら持ち込み先の的を射ていた。けれど、値段の折り合いはつかなかった。高橋鐵は買わないままに、彼の主催する生活心理学会員の一人に、作品の写真撮りを命じた。撮影を命じられたのが上記で説明させて頂いた安田義章である。・・・・最後の括りは「売買交渉の事実を抱えて、高橋鐵は旅立ってしまった。 全ては闇に没して、忘却に流されて。ただ富田千秋の遺作は存在する。滅びない価値として存在する。」
★ここで語られている画用紙の束こそ本作品です。
出品作品名と枚数:
1.イースト・プレス社発行 2巻 「富田千秋秘密画集I」掲載分原稿 計49枚
・高橋お伝と片岡市十郎 10枚
・腰元菊と青山播磨 10枚
・小崎黄葉原作 三人妻 29枚
2.イースト・プレス社発行 6巻 「富田千秋秘密画集II」掲載分原稿 計24枚
・お宮金色夢物語 24枚
3.イースト・プレス社発行 30巻 「富田千秋秘密画集III」 原稿 計75枚
・大奥腰元おころと寺侍磯貝門之助 13枚
・女郎蜘蛛お新と刺青師清吉 8枚
・八百屋お七と釜屋武兵衛 11枚
・野盗大蛇丸と役人妻女桂 9枚
・さった峠お国御難の場 10枚
・女郎蜘蛛お新と蠍の勘太 11枚
・白子屋お駒と髪結新三 13枚
4.★未発表作品★女経邯鄲枕麻羅侍妾風作7話およびタイトル不詳1話(Kの・・・)原稿 計75枚
・邯一 11枚
・邯二 8枚
・邯三 9枚
・邯四 5枚
・邯五 9枚
・邯六 9枚
・邯七 11枚
・Kの・・・ 13枚
[入札条件] 落札後速やかに取引連絡をして、商品受け取り後速やかに受け取り連絡の出来る方のみ入札に参加して下さい。冷やかしお断りします。