
■■他人の閲覧口座で釣るスキームに注意■■■
EAの出品ページに
閲覧口座を載せていたのでMT4でログインして見てみました。
しかし、口座内に見られる情報は以下のようになっていました。
EA名 www.t.me/Invest_Sniper
口座名義 Ivan Slrypai
これはテレグラムの海外のIvan Slrypaiというユーザーの
閲覧口座でした。
www.t.me/Invest_Sniperにアクセスして確認できます
つまり、他人の閲覧口座を見せて釣るスキームです
また この出品者は金融庁に登録が必要な価格の予想先出しというものを高額で出品しています
残念ですが高額で落札してしまった人がいます
■■■EAのバックテストの資金についての注意■■■
ピラミッティングとナンピンを使うEAで
以下のような数値のバックテストのEAが販売されているのを見ました。
テスト期間3年9ヶ月
初期証拠金250万円
純益3600万円
最大ドローダウン 32% 530万円
ナンピン初期ロット 0.05lot
月利32%換算
最大ドローダウン額が530万円となっていますが、
グラフを見ると100万を超えるとみられるドローダウンが合計10回起こっています
これはEAとして優れた数値ではなく、
大きなリスクをともなうEAになっています。
初期証拠金を大きく設定し、リスクを気づかせにくくするケースがありますのでご注意ください。
これは、50万円を入金した場合は以下のような数値になります。
初期証拠金50万円
純益720万円
最大ドローダウン 32% 106万円
ナンピン初期ロット 0.01lot
50万円を入金して始めると、
どこかで106万円の含み損を抱えるということです。
10万円を入金して始めた場合は、
以下のように完全に破綻する数値になります
初期証拠金10万円
最大ドローダウン 150% 106万円
ナンピン初期ロット 0.01lot
これはEAとして優れた数値ではありません。
ナンピン使用EAの場合は10万円程度で運用できるレベルである必要があります。
初期証拠金250万円など、大きな金額でバックテスト、
およびデモ口座を閲覧できるようにしているEAにご注意ください。
このEAはのEAで入札数が多いものになっているものです
■■■EAのバックテストの結果の書き換えについての注意■■■
両建て系のEAで
MT4のバックテスト結果の「モデル」項目が以下のように書き換えられているものを見ました。
始値のみ(最も早い方法、バーのはじめにしか動かないEA向け)
全ティック に書き換え
このようなことをするということは、ほかの数値も書き換えられている可能性が高いです
バックテストのモデルが 始値 のみと 全ティックでは 全く成績が異なります
例えば 1時間足ですと その1時間の間に 価格が上下するわけですが
モデルが 始値 のみだと、その上下の動きは全く考慮されません
このEAはのEAで入札数が多いものになっているものです
■■モデリング品質が低いとすごい数値のEAになる ■■■■
ゴールドで高頻度の取引をし、勝率90%以上のバックテストのEAを見ました
平均の勝ち額と負け額が以下のようになっており
平均勝ち額 117円
平均負け額 710円
ストップロスが利確幅の何倍にもなっています
これはストップロスを広くし、
ゴールドの価格の振れで利確を多くしていくタイプとなっています。
しかし バックテストのモデリングの品質が25% でしたので
実際はバックテストの勝率90%から、勝率が大きく落ちます。
ストップロスが利確幅の何倍もあるため、
バックテストより勝率が落ちた場合、一気に成績が悪化してしまうタイプのEAです
■■■閲覧口座 にご注意ください■■■
閲覧口座を載せるような出品方法の場合、その口座で使われているEA と
送られてきた EAが同一のものか確認する方法がありません
バックテスト結果も載せていれば、同じ条件でテストして同一のEAであることを確認できますが、
ない場合確認する方法がありません。
また 閲覧口座でナンピン系EAを
破綻するまで動かし、破綻したらその EAの出品を
取り下げるというようなことができます
資金100万円などで運転している場合
毎日 数万円の利益が出ているので すごく勝てるような印象を受けますが
最も重要なのは 最大ドローダウンの数値になります
しかし 閲覧口座 では最大ドローダウンの数値がどれくらいか把握することができません
■■ EAの製作者が勝てる人かどうか■■■
EAで最も重要なのは そのEAの制作者が スキャルピングで勝てるかどうかということです
なぜなら スキャルピングは 最も短い先の値動きを予想するトレードの基本であり
これができなければ コアをつかめていないということになります
今はスキャルピングの技術を動画で見せることができる時代ですので
EA の制作者がそれを見せていない場合 勝てない人がEA を作っているということになります
また 800のEAの中から選びました など
自分で制作していないEAを出品している場合がありますのでご注意ください
私は以前YouTube でスキャルピングの技術を アップロードしていましたが
ある理由から現在は非公開にしています
ご希望の方には限定公開でお見せすることができます
(2025年 12月 19日 0時 18分 追加)■■ 他人のMyFXBookとコピー商品 ■■
他人の MyFXBook のURLをのせて、自分で作ったものではないコピー商品と思われるEAを出品しているケースがあります
このようなEAはプログラムに何が書かれているかわからず危険です