(翔)古伊万里 色絵 古九谷 青手 青手古九谷 江戸前期 寛文期 花鳥 矢羽 七寸 皿 1640-1650年代前後

(翔)古伊万里 色絵 古九谷 青手 青手古九谷 江戸前期 寛文期 花鳥 矢羽 七寸 皿 1640-1650年代前後 收藏

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古伊万里:青手古九谷寛文期花鳥矢羽七寸皿

青手古九谷の定番、花鳥、
見る度に、また扱いたい!になります。
口笛を吹く鳥?
おとぼけ表情が可愛くて...
かなり刺激的な色彩だけど?
独特な色彩、この刺激に惹かれて...
世界に類のない古九谷の魅力、
お伝えしたい、です。

自由奔放な絵、
見込は白磁ベース、
勢いよく描かれた大きな草花と口笛鳥、
黒縁取りで描く文様に緑・黄・紫を加彩、
縁周りは矢羽文、
黒と緑で描く矢羽は力強く、きらきら輝いて、
裏は可愛い花散らしを三方に、
厚手初期伊万里の流れの残る古九谷、
青みを帯びた釉薬、微かな指跡、
青手古九谷の代表的な七寸皿です。

全面甘手、ホツやニューの共直しがあります。
共直しは、
独特な色彩を損なわず、目立たず、上手な仕上がりかな?
と思います。
古九谷七寸皿を一枚は、の方にお勧めです。
お家で美術館気分、いいかもです。

時代 江戸前期、寛文期、1640-1650年代前後
口径 20.5㎝(20.0)
全高 3.1㎝(2.5)
状態  全面甘手、表面は滑らか
          (ジカンは釉下に収まり表面にダメージ無)

共直しについて:

共直しは1箇所です。
小さな割れ部を目立たなくする為に、また、口縁のニュ-を目立たなくする為のカバ-です。
下記に詳細説明を致しました。ご確認下さい。

共直しカバーは、巾110×30㎜程、ほぼ緑矢羽文部に収まっている
(鍔縁の小さな割れ3ピースの貼り合わせ、巾40×15㎜の割れ、をカバーしている)
(割れ3ピースの欠損部は補修されている、口縁白磁部40㎜弱)
(鍔縁のニュー、横に弓形に走る100㎜弱のニューと縦の30㎜程のニュー、をカバーしている)
(表側は緑鍔縁下の白磁部分に50㎜程出ている、肉眼で確認可)
(裏側は肉眼では解らない状態、ブラックライトでのみ確認可能)

全面甘手
(ほぼジカンは、釉下に収まり表面は滑らか、画像参照)
(薄いニューになっているジカンも多少ある可能性有)
(甘手特有の黄染汚れ有)
鍔縁の弓形に横に走るニュー100㎜強は、両サイド共に口縁10㎜手前迄で止まっている)
(割れの貼り合わせではないと判断)
(小さい部分のみ割れの貼り合わせと判断)

共直しが上手なのでそのままの販売にしました。
キズ部分の説明が明確でなく、また多少の相違がある可能性もあります。
申し訳ありません。
(ブラックライトの光、強い光を当て、解る範囲でのご案内です)
青手古九谷七寸皿を見て楽しみたい方にお勧めしたい、
と思っています。

ホームページに詳細画像をアップしています。
下記をクリックしご確認下さい。



上記で詳細画像をご確認下さい。
また、お気になる部分はお問い合わせ下さい。
(お電話でのお問い合わせ、メールでのお問い合わせも可能です)

ご入札については、共直しを含め状態をご確認の上ご入札下さい。
時代は補償しますが、状態等については、
ノークレームノーリターンでお願いします。

インスタグラムを始めました。
Instagramでも販売しています。
kobijutsu_banri是非ご覧下さい。
          
傷ではありませんがご確認戴きたい詳細:

畳付がつく状態で左右に紙一枚の隙有
(左右を押し微揺れ、薄ランチョンマット使用で解消)

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古九谷は様々な種類があり、意外と多く現存しています。

日本初の磁器、初期伊万里のすぐ後の古九谷です。
当時の富裕層の大量需要がなければ、多種多様の器を大量に作ることはできません。
驚異的な技術進歩は、大量需要により生み出されたと考えられます

江戸初期に日本で初めて陶磁器が生産され伊万里と呼ばれました。
最初の伊万里を初期伊万里と呼びます。(1610年代)

古九谷は、初期伊万里のすぐ後、寛文期前後に作られた色絵磁器です。
驚異的な技術進歩により、日本初の色絵磁器が誕生しました。
(1640年代)
色絵は古九谷、染付古九谷は藍九谷、錆釉古九谷を吸坂と呼びます。
また青磁釉・瑠璃釉・白磁は、古九谷の名称を上下いづれかに足し呼ばれる
事もあります。
寛文期前後は、様々な技術や様式が生まれ、淘汰された興味深い時代です。
(1640年~1670年代前後)
後の柿右衛門様式は古九谷のすぐ後、延宝期に確立されたと言われています。
柿右衛門様式の登場で古九谷は役目を終え終了します。

なぜこの時代の伊万里が古九谷と呼ばれているのでしょうか?

半世紀程前迄古九谷は、石川県の焼き物、江戸時代の九谷焼と言われていました。
昭和20年代、古九谷と呼ばれる焼き物が、実は佐賀県有田で作られたものではないか
という説が登場し、九谷説と有田説の論争が始まりました。
「九谷論争」です。

有田説は、江戸時代、海外へ輸出された伊万里の古九谷との共通性にありました。
有田説を支持する説が諸外国でも登場します。
その後、考古学的に生産地遺跡の発掘調査が双方で行われました。
素地の化学分析が行われた結果、有田説で終結しました。
終結後も古九谷の名称は残りました。
ただ、その後も調査は続いています。
疑問点がまだあり、今後の研究により更に詳細が解明されればと思います。
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