ムダヅモ無き改革 大和田秀樹 近代麻雀コミックス 竹書房 全16巻セット
発行年は2008年~ 漫画喫茶落ちではありません
麻雀知ってたらもうたまらん怪作中の怪作
序盤は小泉サン(日本国首相)と海外首脳との麻雀バトルから絶対悪と対峙する神話の世界へ
中盤からその次の世代へと物語は紡がれて行きます
作者はアバンギャルドな作風で有名ですが 本作は突き抜け度合では最高峰だと思います
登場人物も実名だし よく政府筋や各国の大使館から厳重抗議が出なかったもんだ
これしれっと電子書籍でも出てるけど大丈夫なんだろうか
見どころは
・小泉サンの必殺技が国士無双十三面(ライジング・サン)というのが痺れる
数ある役満の中でもクズ牌が集まって大役満になるというロマン溢れるこの技が
主人公の決め技ってのがもう「わかっちょる」って感じで嬉しくなります
・ユリア・ティモシェンコの美貌と恐ろしい性格はまさに本人(実)のまんま
あのプーチンがビビッてしまうほどのキャラ
ナチの亡霊を激戦の末倒したときのセリフは「これ発禁になるんじゃね?」と思いました
・月面の戦いで小泉サンのおヒキがA〇IMOというのがスゲェ
ヤラれたかと思ってたらホ〇ダミュージックの咆哮とともに蘇るシーンは胸熱
終盤再登場した時の必殺ア〇モホームランは古参のプロ野球ファンの感動を呼ぶ
・後半に出てくる「うさP」(アイドル雀士)は笑いの中に感動を呼ぶ素晴らしいキャラ
昭和のトップアイドルみたいにファンを精神的支配下においてしまうのに加え
江〇とのアイドル合戦は熱い 営業のリアルさは作者がその筋の人かと思わせる程
許せんのは
・小泉チルドレンの中でも悪名を馳せたゆ〇りタン(実)がメチャクチャいい人に描かれてるところ
これは(一見)美人に弱い作者の(悪)趣味以外何物でもないでしょう
他
・昭和~平成の「カルチャア」からの小ネタもたっぷり
「イモ」((C)スネークマン・ショー)ネタをぶっこんで来たのには悶絶した
本書は文化史資料の側面さえある恐るべき書籍だと思います
・ところどころのイイ場面で出てくる麻生サンの男っぽさがかっこいい
必殺技が緑一色ってのもご本人のイメージにピッタリ
そうか!本作におとがめがないのは愛読し楽しんでたこの人(実)の鶴の一声だったんだ!
状態は良い方だと思います カバー微ヨレ程度で目立つダメージはありません
帯があるものは状態が悪くても一応つけておきます
真っ当な業者は漫画喫茶落ちを明記してますが せずに爆安販売している悪者もいますのでご注意を
ギャグ漫画としても度を越している本品は 昭和の頃よく居た新聞投書魔の正義派ジィさんだったら
一読するなり泡を吹いて卒倒しそうです 謹厳実直な方はスルーすることをお勧めします
「細けぇことはいいんだよ!」って方なら大歓迎です
いや~ここまで書いてきて疲れました
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沖縄・離島などの方は特に追加の送料負担が発生しませんのでご検討いただければ幸いです