リジカラ?
リジカラは、アルミ調質材の特殊形状の小さなパーツです。
製品は概ね1990年以降の量産車を対象に、全て実車を検証して設計しています。適合車種は1,000車種*になり、サブフレームの構造を持つほぼ全メーカーのクルマに取り付けが可能です。
*2018年7月末時点
ボディは製造ラインを吊られ流れます。
ここに無視できない問題がありました。
すべての量産車は製造ライン上を流れながら組み立てられています。
組み立てには高い生産性が求められ数秒の遅れも許されません。
P5エンジンを載せたサブフレームは油圧リフトで押し上げられ振動しながら流れてくるボディに組まれます。ここでの組み立て時間は数秒しかありません。
揺れ、振動する重い主要部を瞬時に確実に組む、そのために世界中のカーメーカーはボディとサブフレームを締結するボルト穴をボルトに対して大きく開口させ、組み立てやすくすることで量産性を高めているのです。
ボディ単体での剛性は近年ますます向上していますが、ボルトとボルト穴の隙間はこれら要因により見逃されてきました。この隙間がクルマの低級振動を生み、クルマ全体での剛性を下げる主原因のひとつなのです。
「リジカラ」はボルト穴とその周辺に着目し発明された機能性パーツです。その特殊形状のカラーがスキマ問題をアッサリと解決しました。きっとあなたのクルマにも素晴らしい効果を発揮するでしょう。
ボディとサブフレームの隙間の問題
右の図は量産車のボディとサブフレームの締結部です。
始動、アイドル、そして走行時にサブフレームを太い専用ボルトで強く締結していても各ボルト穴にある「スキマ」が問題。またプレス面にある微小な「うねり」は密着度を下げ、強く締結しても面ズレを生み低級振動の発生源となり、ボディ単体の高剛性を完全に発揮することができません。
スキマと面ズレをどうすれば良いか?
そこで、リジカラです。
リジカラはアルミ調質材の特殊形状の小さなパーツで、ボディとサブフレームの間の締結部に挟み込みます。
テーパー部は変形しながら、
ボルト周辺の隙間を埋めていきます。
リジカラをセットしボルトを締め込んでいくと、カラーのテーパー外周部はボディやサブフレームに押され変形しながら、徐々に外側の隙間を埋めていきます(イノベーション(1))。また、カラー内側に設定した0.2mmのクリアランスは狭窄現象によりゼロに(イノベーション(2))。
面ズレを埋めて最終段階に。
クルマは確実に剛体化。
さらにボルトを規定トルクで締め込むと、フランジ部分はボディとサブフレーム間で圧延されながら面ズレの隙間を埋めていきます(イノベーション(3))。
あらゆる隙間とクリアランスが無くなり、ボディとサブフレームは強固に完全締結されるのです。
このトリプル効果でクルマは剛体化し、本来持っているクルマの剛性が引き出されます。
リジカラの装着でねじり剛性値は5~6,000Nm/deg程度向上します。
*Nm/degとは、ねじり剛性値の単位。
量産車の剛性値は10,000~25,000程度が一般的な値。
その効果はあらゆるシーンで体感。
リジカラを装着することにより、日常のドライビングシーンが激変します。
※装着する車種や個体により効果は若干異なり、感じ方にも個人差があります。
- エンジン始動時の不快なプルプル感(揺動)が減ります。
- 振動が軽減されアイドリング状態での静粛性が増します。
- 直進安定性が向上しステアリングの修整舵が減ります。
- 路面からの突き上げがドンからトンに緩和されます。
- 滑らかな走行感とロール感が自然に。ドライブの疲労が軽減されます。