9CD
廃盤
ガーディナー /
J.S.バッハ:4大宗教曲集
・マタイ受難曲
・ヨハネ受難曲
・ミサ曲 ロ短調
・クリスマス・オラトリオ
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
指揮:ジョン・エリオット・ガーディナー
『マタイ受難曲』『ヨハネ受難曲』『ロ短調ミサ』に『クリスマス・オラトリオ』という、
いわゆるバッハの4大宗教作品をひとつにまとめたボックス・セット。
演奏はすべてガーディナーの指揮によるもので、推進力に富むテンポとよく弾むリズム、
古楽器オーケストラによる克明なテクスチュア、古楽様式を深く理解した声楽陣による澄んだ歌唱が文句なしに素晴らしい出来栄え。
これらの作品のスタンダードといい得る完成度の高さ、セッション録音ならではのサウンド・クオリティの高さがとても魅力的なセットです。
ガーディナー /
J.S.バッハ:4大宗教曲集
■J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV244 [157:29]
アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール、福音史家)
アンドレアス・シュミット(バリトン、イエス)
バーバラ・ボニー(ソプラノ、アリア/ピラトの妻)
アン・モノイオス(ソプラノ、アリア)
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(アルト、アリア)
マイケル・チャンス(カウンターテノール、アリア/第1の証人)
ハワード・クルーク(テノール、アリア/第2の証人)
オラフ・ベーア(バリトン、アリア/ピラト/ペテロ/第1の祭司長)
コルネリウス・ハウプトマン(バス、アリア/ユダ/大祭司/第2の祭司長)
モンテヴェルディ合唱団
ロンドン・オラトリー少年合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
録音:1988年4月 スネイプ〈デジタル録音〉
新約聖書『マタイ伝』のキリスト受難物語に基づいて作曲された《マタイ受難曲》は、バッハの数多い作品のなかでもひときわ大きくそびえ立つ最高傑作であるだけでなく、人類最大の遺産のひとつに数えられる畢生の名作です。
■J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV245 [106:35]
アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール、福音史家)
スティーヴン・ヴァーコー(バス、イエス)
コルネリウス・ハウプトマン(バス、アリア/ピラト)
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)
ルース・ホールトン(ソプラノ)
マイケル・チャンス(カウンターテノール)
ニール・アーチャー(テノール)
ルーフス・ミュラー(テノール)
ギリアン・ロス(ソプラノ、下女)
アンドリュー・マーガットロイド
ニコラス・ロバートソン(テノール、下僕)
サイモン・バーチャル(バス、ペテロ)
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
録音:1986年3月 ロンドン〈デジタル録音〉
新約聖書『ヨハネ伝』のキリスト受難の物語が歌詞の中心を成す《ヨハネ受難曲》は、群衆の合唱を中心に据えて《マタイ受難曲》とは異なったアプローチによって描いた作品で、《マタイ受難曲》と並ぶ音楽史上の記念碑的名作として知られています。
■J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232 [106:30]
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ)
リン・ドーソン(ソプラノ)
ジェーン・フェアフィールド(ソプラノ)
ジーン・ニッブズ(ソプラノ)
パトリツィア・クウエッラ(ソプラノ)
キャロル・ホール(メッゾ・ソプラノ)
メアリー・ニコルズ(メッゾ・ソプラノ)
マイケル・チャンス(カウンターテノール)
パトリック・コリン(カウンターテノール)
アシュリー・スタッフォード(カウンターテノール)
ウィンフォード・エヴァンズ(テノール)
ハワード・ミルナー(テノール)
アンドリュー・マーガットロイド(テノール)
リチャード・ロイド・モーガン(バス)
スティーヴン・ヴァーコー(バス)
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
録音:1985年2月 ロンドン〈デジタル録音〉
バッハの《ロ短調ミサ曲》は教会音楽の通常の概念を超えた汎宗教的な姿勢で創作された、客観的で普遍的な内容を持つ大作。各曲は20年余りにわたり個別的に成立したものでありながら、晩年のバッハがその作曲技法のすべてを投じてまとめ上げた宗教音楽の金字塔として知られています。
■J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 [137:05]
ナンシー・アージェンタ(ソプラノ、アリア)
ルース・ホールトン(ソプラノ、天使)
ケイティ・プリングル(ソプラノ、エコー)
アンネ・ソフィー・フォン・オッター(アルト、アリア)
ハンス・ペーター・ブロホヴィツ(テノール、アリア)
アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール、福音史家)
オラフ・ベーア(バス、アリア/ヘロデ)
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
録音:1987年1月 ロンドン〈デジタル録音〉
《クリスマス・オラトリオ》は6つの教会カンタータを一組にまとめた、バッハの4大宗教曲といわれる大作群のなかでも最も人間的な温かさが感じられる作品です。その安らぎに満ちた伸びやかな音楽は宗教を超えた普遍性をもって、聴くものを深い喜びで包んでくれます。