拍卖号：k1204066610

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■詩集『影の國』壷井繁治著。1956年初版。五味書店刊。「二十四の瞳」壷井栄の旦那で日本共産黨員が綴った詩集。
■蜘蛛の細長い脚が巣に絡まる、宛も戦前の猶太陰謀書のIllustrationの様な変わった装幀が目を惹きます。詩篇は叙情と云うよりは怨念の塊魂でしょうか？。
　　　　最後の「踏切附近」の詩篇
は何か別の志向を既に胚胎してますね。壷井繁治に就いてはWikipediaを御検索下さい。
●紙質経年劣化と旧蔵者の繙読で薄汚れ・焼け・滲みが有ります。写真を御参照下さい。
●正直黴臭いです。加えて私の嫌いな煙草臭も若干します。存外印刷inkの変質かも知れません。
●古書に不慣れな方、殊更神経過敏な方には先ず無理です。回避されるのが賢明かと思われます。爾後のClaimは何卒御容赦下さい。
●全94頁。書き込み有りません。
●取引に際しては私の自己紹介欄をお読み下さい。読まずに取引為さる方が居られますので、宜しく願います。
■管見では余り古書展等で見掛けない本かと思われます。故に値段を引き上げます。何卒御寛恕下さい。

（2025年 10月 17日 5時 12分 追加）
■私は世間知らず。要するに「遼東の豕」でしたね。該書は古書展(or店)では結構出回る本だと云う事が判明。欲する方は【日本の古本屋】Sightを当たってみて下さい。なので値下げ致します。慚愧。