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自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので保管時の悪さから表紙や帯に経年変化はございます。帯に破れあり。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
東北の地より、生と死の意味を問う
宮城県の田舎町に生まれ、身寄りのないイサオ。一方、医者の息子である雅彦は、小学生の頃から、自分が生きていることの意味についてひそかに、 深く悩んでいた。
二人が中学生になったある時、イサオは恩師の臨終の場で、人の魂を己に乗り移らせたかのような不思議な力を見せた。そして、次第にイサオに 惹かれいった。
雅彦は、高校入試の日に、二人で旅に出ることを決意する。目的 は、イサオが産まれた瞬間に目撃したという神様のような存在=トモイを探すこ と。これが、二人の長い長い旅の始まりだった。[連載第1話~10話を収録]
【編集担当からのおすすめ情報】
『ぼのぼの』『Sink』『かむろば村へ』…30年以上にわたり、常に挑戦的な作品を発表し続けてきたいがらしみきお氏最新作、待望の第一集刊行です。連載開始にあたって、いがらし氏は「この年になって、ようやくこのテーマと物語を描くだけの『確信』を得た」と話していました。生と死、人生、祈り、奇跡、そして宗教といったものに触れてゆくこの作品は、漫画史にその名が刻まれること間違いありません。なお、仙台で震災に見舞われたいがらし氏ですが、その経験を踏まえつつ現在もさらなる深淵を目指し鋭意執筆中です。
レビューより
もやもやしている人に読んで欲しい…
生きていると…ふと自分の人生を立ち止まって見つめなおす時期があると思います。私は、今がまさにそうでした。いがらしみきおさんの事は、松本人志の放送室でお噂を聞いており、いつか触れてみたいと思っておりました。読み始めると…すべて一気に読み更けてしまいました。読み心地の良い作品でした。
『I(アイ)』は一人の男が「神様」の存在を求め続ける一生を描いた漫画になります。
言語化が難しいのですが、あえて一言にすると非常に示唆に富んだ作品であるという事です。
本書には様々な観念的な言葉が出てきますが、それらは明確な回答を示すことはありません。
あくまで、自分で答えを考えるようなタイプの作品です。また、実在の出来事や事件をモチーフにしたエピソードからなる不穏な空気が読者を不安定にさせ、揺さぶるのです。要するに洞察や考察を得やすい構造の漫画であるとも言えます。