図録本 井田勝己展 内なる時 彫刻作品集
現代彫刻センター
2000年
33ページ
28x22.5x0.5cm
※絶版
2000年、現代彫刻センターにて行われた展覧会の小図録本。
「月に向かって進め」をはじめとする彫刻・インスタレーション・ドローイングなど代表作10点を収録。
屋内・野外展示作品写真、製作年、素材、寸法に論考テキストを付した貴重な資料本。
【主催者あいさつより】
この度は「井田勝己展 内なる時」を開催する運びとなりました。
神戸市や宇部市が主催する野外彫刻コンクールに参加して,都度若手のホープとして注目を集めて来られた井田勝己氏ですが,今同が東京での初めての個展になります。
井田氏の作品は彫刻芸術として求められる美しくしっかりとした構成力と存在感を示しながら「内なる時」というサブ・タイトルに暗示される様に,時空の彼方を静かに見詰め続けている様な幻想的な魅力を内包しています。
多様な展開を遂げた20世紀の彫刻界から愈々21世紀に向けて,井田勝己氏がその輿摯な創作活動を通じて新しく確かな彫刻芸術の道程を開拓される様念願しております。
本展のカタログに,宇部市の現代日本彫刻展のオーガナイズに携わっておられる藤井匡氏に井田作品に因んでの彫刻論を御寄稿いただきました。厚く御禮申し上げます。会場にてひとときをごゆるりとお過ごし願えれば幸に存じ上げます。
【内容】
ごあいさつ
装置として/《月に向かって進め》のために 藤井匡
作品図版 製作年/素材/寸法
略歴
作品リスト
【作品リストより】
作品名/Title
月に向かって進め
時間をとめる方法
地の記憶
失われた記憶
無知の暗闇・MIRELA
時の神殿
すぎゆく風の中で
ドローイングno.4
この季節の中で
この季節の中で
経歴
1956年
鳥取県生まれ
1981年
東京造形大学彫刻科を卒業 新制作展
1988年
第2回ロダン大賞展・マケット秀作展(4回も)
1989年
神戸具象彫刻大賞展、第6回へンリー・ムア大賞展・マケット秀作展(7回も)
1990年
米子彫刻シンポジウム
1991年
第2回横浜彫刻展優秀マケット展
1992年
兵庫教育大学大学院修了
1993年
中部術展(台湾)で彫刻部門第1位・台中市長賞・豊民賞、第8回国民文化祭いわて石彫展で国民文化祭岩手県実行委員会会長賞
1994年
第14回神戸須磨離宮公囲現代彫刻展で模型入選 、第5回足立区野外彫刻コンクール 第9回国民文化祭みえ美術展-野外彫刻部門秀作作品、第2回フジサンケイ・ビエンナーレ現代国際彫刻展・マケット秀作展
1995年
第16回現代日本彫刻展で大賞(宇部市賞)・下関市立美術館(植木茂記念)賞(17回で神奈川県立近代美術館賞 18回で神戸須磨離宮公園賞)
1996年
第2回エネルギア美術賞 宮崎現代彫刻空港展(~99年)、日向現代彫刻展(~98年)
1997年
米子市美術館で個展(以降2回)、クロスオーバー10現代美術展
1998年
第15回神戸須磨離宮公園現代彫刻展で京都国立近代美術館賞・三重県立美術館賞
1999年
アジア現代彫刻会展、時の弓展
2000年
第31回中原悌二郎賞優秀賞