
【詳細】
初版帯付set 宇佐美まこと るんびにの子供/角の生えた帽子 角川ホラー文庫
るんびにの子供 令和2年8月25日初版 角川書店発行 帯付 新刊案内完備
角の生えた帽子 令和2年11月25日初版 角川書店発行 帯付 新刊案内完備
るんびにの子供
ホラー&ミステリの宇佐美まことのデビュー作。受賞作を含む7篇を収録。
草が生い茂り危ないからと近づくのを禁止された池で、四人の園児たちは水から上がってくる自分たちと同じ年齢の少女を茫然と見つめていた。その後、その女の子を園でも見かけるようになり……(「るんびにの子供」)。女のヒモ生活を追い出され、悪事の果てに辿り着いた古家の老夫婦に孫だと思わせ同居する男ーー(「柘榴の家」)。妹の性格が気に入らない姉が犬の散歩で見かけた右手のみの手袋が、だんだん家に近づいてきたらーー(「手袋」)。第1回『幽』怪談文学賞短部門で大賞を受賞した「るんびにの子供」ほか『幽』に掲載された「獺祭」、書下ろし作「狼魄」を含めた怪談作品を7篇を収録。待望の文庫化。
解説は『幽』怪談文学賞で選考委員を担当された岩井志麻子氏。
角の生えた帽子
快楽殺人の悪夢、偏愛、運命の残酷…巻き込まれてゆく人間たちを描く傑作集
何度も同じような夢を見る。それはさまざまな女をいたぶり殺すことでエクスタシーを覚えるという夢だ。その夢はまるで自分が手を下したかのような錯覚に陥るほど、リアルなのだ。ある日、自分が見た夢と同じ殺人事件が起こっていると知る。犯人逮捕のニュースには、自分と同じ顔をした違う名前の男が映っていた―ー。運命の残酷さに翻弄される悲劇を描いた「悪魔の帽子」ほか、植物に取りつかれた男を描いた「花うつけ」、主人公が犬嫌いになった理由があかされる衝撃のラスト「犬嫌い」、著者の出身地である松山が舞台の正統派ゴーストストーリーの「城山界隈奇譚」などの他、文庫化にあたり雑誌掲載原稿を2篇、文庫版書下ろしも収録した充実の十二篇。登場人物たちの心の昏闇や地獄は、自分の中にもあると気付いたとき、すでに著者の術中にはまっている。一度読み始めたら、止められない語り口、一気読み必須の正統派怪談。
宇佐美まこと
うさみ・まこと1957年、愛媛県生まれ。2007年るんびにの子供でデビュー。2017年愚者の毒で第70回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門受賞。2020年ボニン浄土で第23回大藪春彦賞候補に、展望塔のラプンツェルで第33回山本周五郎賞候補に。2021年黒鳥の湖がWOWOWでテレビドラマ化
【状態】
経年劣化により若干の焼けは御座いますが、カバーにスレ、傷少なく、概ね美本です。