【1】概要:
・西ドイツの名門Blaupunkt社が1950年代に製造し、同社の最高級コンソールに使用していた18×26cm口径フルレンジユニットを25mm厚の天然木メルクシパイン集成材によるエンクロージャーにセットしたシステムのペアです。
・Blaupunkt社は当時、製品がほとんど日本に輸入されていなかったせいか有名ではありませんが、1950-70年代のドイツではTelefunken, Loewe, Grundingなどと並ぶ著名オーディオメーカーでした。
・Blaupunktは「青い点」という意味で、当時の電気製品の厳しい検査を合格したマークからとられた社名です。
・従いましてその製品群は信頼性が高いことでも有名でした。
・このユニットは入手が困難なレアなもので、馬蹄形アルニコマグネット、超軽量コーンなどにより音が抜群に良いことで知られています。
・今回、ほとんどダメージのない極上品が入荷しましたので、このユニットの能力を最大に発揮させるシステムの製作を行いました。
・約70年前に制作されたユニットですが、創りも構造も最高で、単体で周波数特性を測定したところ50~15000Hzという広帯域で驚きました。
・低音は35Hz位から反応があり強大なエネルギーを発する逸品です。
・これだけ低音の再生能力が高いと、通常のエンクロージャーでは箱鳴りがしてしまい好ましくありません。
・そこで今回は、板厚が25mmという通常ではあり得ない厚さのパインムク集成材を使用し、箱の奥行きもたっぷりとった強力なエンクロージャーを新設計しました。
・この威力は絶大で、強力な低音でも全くびくともしません。
・もちろん不要な高調波は最小限になっていますので音がクリアで安定した再生音が得られました。
・主観ですが、数倍以上の価格のシステムを軽く凌駕する生々しい高音質システムです。・同一システムを購入いただいた方々の感想です。
Aさん「レンジの広さ、クリアさに驚きました。能率が良く300Bシングルアンプで十分な音量が得られています」
Gさん「JAZZを中心に聴いています。音に勢いがあり、ソロがどんどん前に出てきて快感です。これまでのオーディオへの大きな投資は何だったんだ、という感じです」
・システムの音質調整経緯と結果については下記に記載しました。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/39983277.html
【2】ユニット、システム仕様:
・型式:Blaupunkt 785/2z・口径:18x26cm
・マグネット:馬蹄形アルニコマグネット
・コーン:超軽量、フィックスドエッジ
・インピーダンス:5Ω
・状態:良好。この当時のものとしては奇跡的な良品です。
【3】エンクロージャー:
・型式:後面部分開放型
・サイズ:幅27.6cm、高さ38.6cm、奥行24.5cm
・材質:天地側面は25mm厚のメルクシパイン集成材、バッフル、裏板は針葉樹系プライウッドで振動モードを変え不要な振動を抑えています。
・今回はスピーカーエンクロージャーの板厚としてはかなり厚い25㎜のムク集成材を採用しました。
・これによる威力は素晴らしく、S/Nが高く、静かでかつ安定した音が悠々と出てくるようになりました。
・外装:100、240番のサンドペーパーで研磨し、次にワトコのナチュラルオイルと600番のサンドペーパーで繰り返し研磨仕上げています。
・サランネット:黒のジャージネットによる頑丈なサランネットが付属します。
・入力端子:2Pのハーモニカ端子でYラグ、またはケーブルむき出し線が接続可能です。
・バナナプラグ、極太ケーブルなどほとんどのタイプのスピーカー端子が接続可能な金メッキ金属削りだしのアダプターが付属します。
【5】音質
・以下の感想は主観ですのでご承知おきください。
・JAZZピアノトリオ、Pim Jacobs Trioの 「Come fly with me」を試聴しました。
・クリアで良く伸びるウッドベースの音が印象的です。
・シンバルの音も大口径フルレンジと思えない澄んだ音を聴くことが出来ます。
・クラシックとして大きなホールで録音された1957年録音ですが極めて高品質のフィリックス・アーヨの「四季」を試聴しました。
・バイオリン、チェロなどの倍音がきれいに再生されます。
・ホールの大きさがうまく再生されていると思います。
【6】ほか
・スタンドは含みません。
・さらにワイドレンジ化するPHSTが付属します。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/34951517.html
・マンスリーマガジン
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_439101.html