1911年 セーブル Sevres磁器
アールヌーボー風 乳白地 パツィオパット(Pte-sur-pte)大型花瓶
名品
超希少
本物保証
最高技法
完品美品
1911年、アールヌーボー時代「パツィオパット」という技法で製作された大型花瓶のご紹介です。
パツィオパットを直訳すると「ペーストの上にペースト」という意味で、
いわゆる透明な素地の上に更に素地を重ねるという途方も無い難しい技法です。
元々セーブルによって、1850年代万博のために開発したもので、
近代になってからは特別なスペシャル限定品(特にマイセン)以外ではほぼ作られていません。
作れないというのが正しいのでしょう。
こちらの花瓶はセーブル釜がアールヌーボーの全盛期におそらくペアで作られたもので、
極希少な歴史的名品です。
乳白地の色地に、「パツィオパット」という組み合わせは贅沢そのものです。
空と地:
空に舞うワシが鳩たちを狩をするシーンが、
目に浮かんで来るような立体的な表情です。
また葉っぱ等の植物もパツィオパットで表現され、
繊細な濃淡グラデーションは永遠なる躍動感を演出しています。
最高難易度、大変貴重なセーブルの傑作です。
アートとしてコレクションされても良いですし、
洋室・和室に飾られてもお部屋全体の雰囲気を上品に彩るでしょう。
高さ:約43.8cm
状態:大変美しい状態、美品完品です。
※高台素地(釉薬かかっていない)の部分に僅かな凹みがありますが、
手や指で撫でてもひっかかり感なども無く非常に滑らかなので、
恐らく焼きあげた時にできた焼き傷かと思われます。
※自宅保管のため、ご理解いただける方のみでお願いいたします。