かつて、青森県弘前の「えぎ(標準語では、えき)」に降り立った事はありましたが、弘前市の中心地に行った事は、一度もありませんでした。ですので、「わ(標準語では、私)も、町さ、いぐべ(標準語では、行こう)・・・・・」と思い、中心地のホテルに宿泊する事にしました。そのホテルは、設備が古く、狭苦しかった為、あまり心地よいものではありませんでしたが、とりあえず、荷物を置き、ホテルの人から勧められた郷土料理の店の「いがめんち定食(標準語では、イカメンチ定食)」を食べに行きました。
そして、「いがめんち定食」を美味しく頂いた後、良さそうなスナックはないかと探しに行きました。その結果、長年の経験で培った勘を働かせ、なんとか、良さそうなスナックを見つける事が出来ました。(1)場所がホテルから近く、(2)ママさんやマスターが地元出身で、(3)歌が上手な上に、(4)下品な感じがせず、(5)値段も良心的な、そんなスナックです。90分飲み放題、歌い放題、豊富なおつまみ付きで、3000円ぽっきりでした。
店に入ると、常連のけい子さん(ひつじ年生まれの70歳)が既におり、ママさんに「最近、米がたげ~な~(高いなあ~)」と愚痴をこぼしておりました。しばらく時間が経って和んだ後、けい子さんは、、藤圭子(ふじけいこ)さんのヒット曲「圭子の夢は夜開く」をハスキーボイスで歌って下さいました。ご本人は、声がかすれる事を気にしておられましたが、むしろ、歌の雰囲気や藤圭子さんの雰囲気に合っていて良かったです。「15,16,17と~、私の人生、暗かった~」と歌詞に没入しながら歌って下さいました。映画「男はつらいよ」の寅さんも、とあるシーンで、「15,16,17と~、私の人生、暗かった~」と歌いながら、自宅のふろ場の湯を板でワシャワシャとかき回していたのが思い出されます。
その店のママさんはというと、とり年生まれの68歳で、二度結婚し、二度離婚したそうです。最初の旦那との間に子供は二人できたのですが、あまりにも旦那の「DV(ドメスティックバイオレンス)」がひどく、別れる事にしたそうです。二人目の旦那は、長距離トラックの運転手(トラック野郎)で、はまち養殖の為のえさを三陸海岸で積み込み、九州の養殖所に運ぶ仕事をしていたのですが、出張先の九州で若い女を作り、最終的には、子供をはらませてしまいました(驚)。この旦那は狡猾で、子供をはらませてしまう前、九州の若い女には、「もうすぐ弘前の妻(ママさん)とは別れる予定だ。今、離婚を話し合っている最中だ。だから、もう少し待ってくれ」とうそを言い、ずるずると体の関係をつづけていたみたいです。
そんなわけで、なかなか結婚してくれず、しびれを切らした九州の若い女は、ある日、ママさんの弘前の家に電話をかけてきたそうです。「なんで、早く、離婚しないんですか?」と・・・・・。ママさんにしてみれば、寝耳に水です。ただ、ママさんは、旦那が新しい女を作ったんじゃないかという事を、何となく察知はしていたようです。というのも、ある日、旦那が弘前のママさんの家に帰ってきていた時に、夕食の料理を出したら、「こんな薄味の料理なんか食えるか。俺は、もう、九州への仕事に出かける・・・・・」と言って、ちゃぶ台をひっくり返したそうです。濃い味付けの九州の料理に舌がなじんでいたのかもしれません。女と言うのは、執念深く、ママさんによると、「もう、30年ほど前の出来事だけれども、昨日の事のように思い出せる」との事でした。「あの時の恨みは、一生忘れない」という事なのでしょう。「鬼平犯科帳」を書いた作家の池波正太郎さんが言うには、「女には、過去も未来もない。あるのは、今の現実だけだ・・・・・」との事ですが、ただ、「女は、過去の恨みをずっと覚えている。過去の恨みを引きずって生きている。それゆえ、旦那が定年を迎えた日に、離婚を切り出す事もある」と聞いております。果たして、真実は、どちらなのでしょうか・・・・・?
ちなみに、金八先生のドラマに出ていた「コミカルなおまわりさん」は、この弘前出身の俳優さんだそうですが、それにしましても、弘前はいいところですよ。なんと申しましても、マツタケが、大阪のデパートの10分の1ぐらいの値段で買えますから・・・・・(笑)。ただし、クマが頻繁に出ます。先述のけい子さんの近所の人は、クマに襲われ、顔面を前足ではたかれた為、目玉が飛び出してしまったそうです。くわばら、くわばら・・・・・。
さて、今回、皆様にご紹介いたします商品は、11月の誕生石「インペリアルトパーズ(非加熱タイプ)」限定の、オータムジャンボ福袋です。大変お買い得な割引率になっています。こちらで選んで、美しい商品をお送りさせて頂きます。テレビでよく流れていた、あのメロディーを覚えていらっしゃいますでしょうか。さあ、ご一緒に。「オ~タムジャンボ・・、福ぶっくろ」。さあ、もう一度・・・・・。今度は、スピーディーに。「オ~タムジャンボ、福ぶっくろ」。有難うございました。