
セガの家庭用ハードを題材にした、セガ現役社員とセガ元社長が執筆した書籍のセット
です。
※セガハード戦記の「奥成洋輔」氏は、メガドライブミニ2 の公式配信でプロジェクト
責任者として登場していたので、知っている方も多いと思います。
現在もセガでプロデューサーとして活躍されている方で、もし、セガサターンミニとか
ドリームキャストミニが発売されるとしたら、奥成氏の企画となるでしょう。
ちなみに氏は1994年にセガに入社し、セガサターン&ドリームキャスト時代の最前線で
仕事をされていた方です、2001年のハード撤退後もプロデューサーとして様々なゲーム
の担当をされています。奥成氏の書籍は一社員目線でのセガハードのついてと、ハード
撤退後のセガの状況、ミニシリーズ開発での大変だった話等を収録しています。
※「元社長が語る!セガ家庭用ゲーム機 開発秘史」はセガの家庭用ハードのほぼ全ての
仕様設計を担当した「佐藤秀樹」氏が執筆しています。
佐藤氏は1971年にセガに入社し、ローゼン社長時代のセガを体験している貴重な方です。
SG-3000からハード設計を担当し、マーク3&マスターシステム&ゲームギア、メガドラ
イブ&メガCD、セガサターン、ドリームキャストと全てハードの仕様設計を担当してい
ます。
2001年の大川氏が倒れた時期に社長を務め、2003年に小口氏に社長の座を譲ってからは
会長になっていましたが、2008年に退職されています。
こちらの書籍は兎に角、当時の裏の情報が多く、MSX参入を検討していたが 交渉に来た
西氏が無礼だったので止めた話とか、Voodooチップの3dfxと組んでドリームキャストを
作りたい入交社長と、国産メーカーに拘った佐藤常務(当時の役職)の対立の話とか、ド
リームキャストの Webブラウザを Microsoftに作らしたらゴミみたいなソフトしか作っ
てくれず、後にiモードで有名になる ACCESS社のNetFrontベースの Webブラウザを採用
した話とか、資料価値の高いエピソードが満載で面白かったです。
とくに面白かったのは、セガの人事情報で、基本的に大学卒は業務用チームに配属され、
高卒や業務用チームで溢れた人材を家庭用チームに入れていた話ですね。なので、家庭
用ゲームの質が悪かったのは人材の問題も大きく、中裕司氏みたいな工業高校からセガ
に入り、いきなりエースプログラマーになるみたいなミラクル人材が登場する奇跡があ
って、やっとソニックみたいな世界中で売れる家庭用ゲームができたとの事です。
■タイトル:セガハード戦記/奥成洋輔
■出版社 :白夜書房
■発売日 :2023/07/03(初版)
■定 価 :\1,980円(税込)
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■タイトル:元社長が語る! セガ家庭用ゲーム機 開発秘史/佐藤秀樹
■出版社 :徳間書店
■発売日 :2019/09/30(初版)
■定 価 :\1,430円(税込)
出品物の状態は、書籍内に大きな欠点はありませんが、カバーは表面に擦り傷がありま
した。以上を踏まえて入札されるか判断ください。
尚、発送にはレターパック・プラスを利用しますが、別途、送料\600円をいただきます。
それと、発送は入金手続き確認後に行いますが御了承下さい。
それでは、最後まで宜しくお願い致します。