ビクトリア アルバート展覧会解説書「スージークーパー・プロダクト」には、同じプレートが紹介されています(2枚目の写真)。
大変レアーな作品です。
いわゆる「彫り物」と呼ばれている作品で、スージークーパーの作品の中では異色の存在です。
しかも、カラーは人気のビスケットカラーです。
英国陶芸家(デザイナー)スージークーパーの若い頃(1932年頃)の作品です。
バックスタンプが手書きのサインですので、グレイ社から独立(1929年)した直後の若々しいスージーの勢いを感じさせる作品です。
いわゆる「彫り物」と呼ばれている作品群で、彫り込まれたデザインは数種類あり、チューリップなどの花、フォックスやリスなどの動物が描かれている作品があります。
ここにご紹介する作品はチューリップ柄のプレートです。
大きさは、
直径19cm、高さ2cm
作製年代は、
このバックスタンプの手書きのサインは1930年頃から使用されています。他の同じプレートには「1932」と書かれている作品もあり、1930年代前半に作製されたものと思われます。
コンディションは、
90年も前の作品ですが、ひび割れや欠けはなく、素晴らしいコンディションです。
また、アースンウェアのヴィンテージですが、貫入も見当たらず、目立った汚れや擦り傷もありません。
作製時からの色ムラや凹凸、黒点などもほとんどなく、コンディションは極めて良好です。
スージークーパーのコレクターさんにお勧めします。この作品のようなひと味違った作品もラインナップに加えてみてはいかがでしょうか。
≪BOX≫
No.1662