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商品紹介

このたび特別にご紹介するのは、仏教における「真我」「仏性」の核心を説く名経典、大方等如来藏経（だいほうとうにょらいぞうきょう）の日本語訳・精装版です。一冊を手にすれば、ただ読むだけでなく、人生の深奥に眠る“仏なる自分”との出会いへと誘われることでしょう。

経典の概要

この経典は、仏である釈迦牟尼仏が、王舎城・耆闍崛山（おうしゃじょう・ぎじゃくつざん）で、大比丘・菩薩・龍・天など無量の会衆を前に説かれたものです。
その核心は、「一切の衆生に『如来蔵（にょらいぞう）』が具わっている」という真理の啓示。すなわち、見えない黄金の仏性が泥の中にあっても、やがては必ず光を放つ――そんな深い真実を語ります。

例えば、経文ではこう喩えられています：

「譬如萎変花，其花未開敷，天眼者観見，如来身無染，除去萎花已，見無礙導師」
――枯れてまだ開いていない花の中に、実は何の染まることもない如来の姿がある。煩悩という萎えた花びらを除けば、“如来”はすでにそこにある、という教えです。

また、「此善男子、読誦書写供養すれば、所獲功徳計り知れず」とも説かれており、持誦・書写・供養の功徳が極めて大きいと伝えられています。

歴史的背景・成り立ち

この経典は、漢訳本として「晋訳」「唐訳」など複数のバージョンが存在し、その成立には中国仏教・如来蔵思想の展開と密接に関わっています。
当時、仏教思想は「空」「無我」などの教えを中心に展開していましたが、この如来蔵経は「一切の生きとし生けるものにも仏性が備わっている」という明るい希望と救いのメッセージを打ち立て、後の華厳・天台・禅などに大きな影響を与えました。

また、敦煌の「數字蔵経洞」などにこの経典の写本が収蔵され、歴史的価値が高いことも確認されています。

書巻を広げると、全長およそ20メートルにも及び、その壮大さと重厚な存在感は、まさに圧巻。細やかな文字と美しいレイアウトから、精神世界と文化の息吹を感じ取ることができます。

化粧箱（約25cm × 15cm × 15cm）に収められ、保管や鑑賞にも適しています。書物としての価値はもちろん、仏教研究や学習、さらには美術的観点からのコレクションにもおすすめです。
手に取れば、きっとその深みと魅力に心惹かれることでしょう。