アメリカの俳優ポール・ニューマンが広告キャラクターであったため、「ニューマン・スカイライン」と呼ばれた。
また広告のキャッチコピーから、初期モデルには「New愛のスカイライン」の通称がある。
グレード体系はC210型同様のL20型直列6気筒エンジンを搭載する「GTシリーズ」と直列4気筒エンジンを搭載する
「TIシリーズ」の2系列だが、ホイールベースは1種類となった。サイズを抑えることによりさわやかなイメージを出した。
スカイラインの特徴であったサーフィンラインは廃止された。これはサーフィンラインに縛られていたデザイナーを見かねた
櫻井氏が「自分に気など使わなくていい。もうこんな線は要らない」と一喝したからだと言われている。
ボディバリエーションは、4ドアセダン・2ドアハードトップ・5ドアハッチバック・後に追加されるライトバン(エステート)の4種。
中でもハッチバックはスカイライン史上初である。現在は常識となっているテンパータイヤは、このR30型ハッチバックが日本初採用である。
スペアタイヤに空気圧減圧警告灯なども装備されていた。
搭載エンジンは、Z18S型(エステート・TI)、Z18E型/Z20S型/Z20E型(TI)、L20E型/L20ET型/LD28型(GT)の7機種。
DR30型スカイラインで短期間で立て続けにパワーアップさせたことに対して、
伊藤修令と
渡邉衡三は後年
『販売会社やユーザーからの評判は最悪だった。主管時代、スカイラインではR30の反省もあって短期間での
エンジンのパワーアップはしなかった。』と明かしている。
1983年8月
マイナーチェンジにより後期型へ。前後の意匠変更、大型バンパーの採用等を行う。
RSの後期型は薄型ヘッドランプ、ラジエーターグリルレスのデザインにより「
鉄仮面」と呼ばれた。
パワーランバーサポート・パワーステアリング・パワーウインド・カセットコンポを装備した豪華仕様
「2000ターボRS-X」(DR30XFT型)を追加。1983年10月
日本初のAT専用グレードであるNAの豪華仕様「2000RS-X(DR30XFE型)」、および15インチアルミホイール、
ブロンズガラス、専用ステッカーを装備する「2000ターボGT-E・S ポール・ニューマン・バージョン」(HR30JFT型)を追加。
1983年11月
日産50周年記念限定車「50アニバーサリー バージョン」を発売。これは2ドアハードトップ2000ターボRS-Xをベースに、
メッキドアミラー、専用エンブレム、「ハイタッチモケット」と呼ばれる専用の内装(後にオプション設定)を備え、
白のほかにガンメタ/赤茶ツートンの専用ボディカラーも用意された。同時に特別仕様車「TI ハイ サルーン」も発売。