
2001年のセルフ・タイトル・アルバムではプロデューサーにドン・ギルモアを迎え、つかの間の蜜月を楽しんだシュガー・レイだが、本作では長年のパートナーであるデヴィッド・カーンとの再会を果たした。しかし、彼らのルーツであるパーティー路線に回帰したわけではない。
カーンはシュガー・ロスのサウンドにある種の洗練を加えているのだが、それが彼らの足を引っ張っているのだ。「Chasing You Around」にはストリングスによる映画音楽風のイントロがつくが、少々バランスが悪い。失われた愛を歌ったシンプルですがすがしい佳曲「Can't Start」にもストリングスがあしらわれているが、やはり場違いな感じがする。
ただし、「Mr. Bartender (It's So Easy)」でカーンがつくり上げた音空間は納得のいくもので、ヒップ・ホップのバック・ビート、ジャジーなピアノ、バックで聞こえるおしゃべりが、ピンクの「Get This Party Started」にも似た祝祭的な雰囲気をかもし出す。
だがマーク・マックグレイスの歌声は、このクレイジーなミックスには少しばかりおとなしすぎた。マックグレイスはジョー・ジャクソンの「Is She Really Going Out with Him」の上出来とはいえないカヴァーも披露しているが、変わりばえのすることは何ひとつやっていない。安全運転を嫌うこのシンガーにはめずらしいことだ。
このロック界のピーター・パンたちは、持って生まれた猥雑(わいざつ)なパワーを発揮してこそ魅力がある。しかし、今回は2003年のビーチ・ボーイズのような清潔すぎる作品となってしまった。(Jaan Uhelszki, Amazon.com)
内容紹介
Japanese Version featuring a Bonus Track
Product Description
Japanese Version featuring a Bonus Track
メディア掲載レビューほか
`90年代をリードしたオレンジ・カウンティの陽気な盟主たち、シュガー・レイの通算5枚目のアルバム。ラウンジ・ロックを快心のポップ・チューンに仕上げた「ミスター・バーテンダー」、ゲストにシャギーを迎えた「56 ホープ・ロード」、ジョー・ジャクソンのカヴァー「イズ・シー・リアリー・ゴーイング・アウト・ウィズ・ヒム?」など、シュガー流サマー・チューンが満載!
試聴のみ。大変綺麗な状態です。
プラケースなし。ビニールケースに封入して発送予定。
邦盤。CDエクストラ仕様。
歌詞、対訳、解説、帯付き。
見本盤。