つい最近まで古着店を開業する構想もあり、米国出張時に少しずつ衣類を購入して早い物で20数年になります。
しかしながら、1昨年前に発症した脳梗塞の後遺症の深刻な影響や、更には糖尿病性腎症のせいで今現在はかなり」不自由な生活を送っています。そして色々と逡巡した末に古着屋の開業は潔く諦めて全てのコレクションを昨年より段階的に放出しています。
さて、既にご存じの方も多いと思いますが、この先「普段着として外出出来る程度」の、所謂ダメージの少ない N-3B,N-2B,MA-1はこの数年で特に市場価格が高騰しています。
私も実際に昨年末にかなりの数のコレクションをこのオークションで放出しましたが、コロナ前から比べると市場価格は確実に倍近くに上がっていると実感しました。
一方で既に米国内においてもオークション価格は急上昇し、程度の良好なものは例えば1970年代のMA-1 が円換算で 5万以上はざらで、更には円安も手伝って最早一般人の私(失われた30年の典型的日本人)には手が届かないものになりました。
閑話休題 身長172センチ、体重82キロの筋肉質で胸板の厚い男性がスウェットシャツの上から着ると、先ず身幅は十分に余裕が有ります。袖丈も拳がほぼ隠れます。着丈も申し分なく長いです。参考までに、身幅は約65㌢、着丈は約80㌢でした。ですので、身長は180㌢位まで、普通体系又は筋肉質でも全く問題無いと思います。日本サイズでいうとXLに相当するでしょうか。表示こそMedium ですが、運よく乾燥機にかけられていないのか?ほとんど縮んでいないようで、同時出品している 1964のLarge と寸法がほぼ一緒です。
現時点でコヨーテファーに剥がれや抜けが無い物ももう時間の問題で、流石に製造から60年も経過したらファー部分の劣化は確実に始まりますので。
このN-3Bも少なくとも今は大丈夫そうですが・・・・でもファーが抜けない保証は誰にも出来ません。
唯一の欠点としては、ファスナーの差込口がほんの少々ダメージが有るので、これ以上悪化しないようにそっと押さえながら出来るだけ優しく引き上げて下さい。それから首元や腰のドローコード?が無くなっているようですが、正直普段の着用には影響しないかと。
何より袖のウールのリブにほとんどダメージが無いのが正に奇跡です。このリブ交換が劣化していることが圧倒的に多く、その場合リブの交換が何しろ大変ですから・・・・・もちろん修理代も高価です。
こんな程度の良いN-3B はこれからもっともっと希少になりますし、実際にこのN-3Bよりは程度が劣る、ほぼ同時期に製造された製品が現在このオークションでも4万とか5万、それ以上の高値がつけられているのもあるようですね。
画像から容易に判断して頂けるかと思いますが、念入りにクリーニングで仕上げたので、画像でもお判りのようにナイロンツイルにも艶が有り、各ボタンのダメージもほとんど有りません。今回の出品の中では一番状態の良いN-3Bですね。
例え売れなくても自分で着ようと思いますので、正直価格設定はこれに関しては強気です(笑)。何しろ一生物のレベルなので。
繰り返しますが、比較的良い状態のN-3Bは今後も更に値上がり必至です。この機会に他の出品者の商品と慎重に比較検討して下さい。因みに昨年の出品物もお陰様で短期間で全て落札されました。
追記:福山さんでの発送にはお届け先の電話番号の記載が必須です。落札された方はその点だけはどうか了解下さい。