
中古品になります。
帯無し、ジャケット背に色あせあり。
ケース全体にスレあり。
盤面に薄いキズ・小さいキズが散見されますが、ジャケット含め概ね並み程度の状態と言えます。
一通り、確認はしていますが、見落としがあるかもしれませんのでその際はご容赦くださいませ。
中古品の特性をご理解の上、ご入札下さい。
★★★誠に勝手ではございますが、スムーズにお取引を進めたいためオークション終了後、5日以内にかんたん決済をして頂ける方のみのご入札をお願いしております。★★★
全15曲、70分の大作。
カチャーシ曲のアッチャメー小、登川流十九の春、ナークニーからハンタ原の情感溢れるメドレーの素晴らしさ 。 まさにワン・アンド・オンリーの沖縄民謡の大傑作にして大注目作。
『ナビィの恋』、『ホテル・ハイビスカス』の出演を経て、一躍時の人となった琉球 民謡協会名誉会長の登川誠仁と『バイバイ沖縄』の大ヒット、ネーネーズのプロデュー サーとしても知られる知名定男。2人が本格的に組んだ初のアルバムが完成しました。 沖縄民謡界を代表する2人が組んだ、まさに待望の作品です。
1945年生まれの知名定男は12歳の時、登川誠仁の弟子となり、長くその門下で教え を乞いながらも、独自の世界を磨いて来ました。1975年にリリースされた登川誠仁のアルバム『美ら弾き』では素晴しいサポートプレイヤーとしてレコーディングに参加 しました。1995年から再開された『琉球フェスティバル』ではプロデューサーとして、 日本武道館にて登川誠仁と故嘉手苅林昌のジョイントを企画、また2001年9月東京にて行われた登川誠仁の久しぶりのコンサートは、知名定男の力添えなくしては実現しませんでした。本作はその様な長きに渡る2人関係が形になった初のジョイントフル アルバムです。
今回の企画は、2003年10月コザでの打ち合わせにて、11月中にレコーディングを行 いたいとの登川誠仁からの意向を元に、その後、登川宅にてレコーディングの選曲に 関するミーティングを行いました。究極の選曲だよ。』とセレクトされた曲に関し ての知名定男のコメントです。 レコーディングは11月27日からコザの普久原スタジオで行われました。『これとは (知名定男とは)今迄この曲は演奏した事がない。今回、是非やってみたいんだ。』 とのコメントの元演奏された『アッチャメー小』。元ネーネーズの吉田(宮里)康子 を交えての『金細工』、『挽物口説』の素晴しいテンションによる歌と演奏。太鼓、 三板のダビングは登川と吉田がお互い顔を見合わせながら、演奏しました。ヘッドフォンから流れて来る吉田の三板に乗せられて、踊る様に太鼓を打つ登川の姿が印象的でした。
今を生き、尚前進を続ける2人が心から楽しみながらレコーディングした本作は、 現在の沖縄民謡を代表する一枚と言えるでしょう。
■収録曲
試聴 クリックでウインドウが開きます。
1. スーキカンナー(沖縄民謡)
沖縄各地の名産物を、行商人達が競い合って売っている様を歌っている
2. 油断しるな(作詞・曲 登川誠仁)
油断をしないで、日々頑張って心を一つにして働きましょうと歌っている。
3. 金細工(沖縄民謡)
舞踊曲。金細工とは鍛治屋の事。鍛治屋の男性と遊女の恋の逃避行を歌い込んでいる。
4. 十九の春(作詞 本竹裕助 補作詞 登川誠仁 作曲 沖縄民謡)
登川版十九の春。
5. アッチャメー小(沖縄民謡)
アッチャメとは歩きながら舞うの意味。沖縄民謡のダンスナンバー。
6. ナークニー〜汀間とぅ(沖縄民謡)
むかし若い男女が野原で歌い踊った、毛遊びの際に歌われた曲。ナークニーは宮古島から渡って来た曲が元にある。
7. 川平節(沖縄民謡)
元曲は八重山民謡であり、舞踊曲として知られている。
8. スンガ節〜永良部百合の花(沖縄民謡〜永良部民謡)
「永良部百合の花」の元歌の一つとなったと言われるスンガー節と奄美・沖永良部民謡のメドレー。
9. 豊節(作詞・曲 登川誠仁)
ミルク世(平和な世界)をみんなで祈って生きましょうと歌い込まれている。
10. ハンタ原(沖縄民謡)
6曲目と同じ、毛遊びの際に歌われた。原は原っぱ。毛遊びの行われた野原から、想いを込めた恋歌。
11. 加那ヨー(沖縄民謡)
舞踊曲。愛する恋人よ(加那ョー)と呼び掛けたラブ・ソング。
12. 新デンサー節(作詞・曲 登川誠仁)
沖縄は歌に三線 他国に知れ渡る、昔の歌い手の手本をばここに。そうだよデンサー、今に伝わる古(いにしえ)の教え(アルバム「スピリチュアル ユニティ」より。対訳 藤田正)と歌われている。
13. 前当小の主(作詞・曲 登川誠仁)
50,60になる男が結婚もしないでお金だけを溜めている。これから先、人生どうしたものかと悩んでいた。その時、偶然現れた女性に惚れ込んで、財産を注ぎ込んでしまった男の事を歌っている。2003年の新曲。
14. ヤッチャー小〜泊高橋(沖縄民謡)
ヤッチャー小は、毛遊び曲。「恋しいあなた、女心を解って下さい。」と歌い込まれている。泊高橋はカチャーシ曲。
15. 挽物口説〜唐船ドーイ(沖縄民謡)
3曲目は鍛冶屋の事。そしてこの曲はよろず大工が、那覇から具志川までの道中での事を歌い込んでいる。「唐船ドーイ」は最も有名なカチャーシ(ダンス)ナンバー。
登川誠仁ー歌、三線、島太鼓(M2,3,5,7,15)
知名定男ー歌、三線、琉琴、島太鼓(M1,11,13)
ゲスト:吉田康子ー歌(M3,15)、三板(M2,5,15)、指笛(M5)