商品概要:1989年製Charvel TE-110-SHのボディです。
MODEL期末期にCharvel MODEL 7という固定式ブリッジを採用したテレキャスター型モデルが存在しましたが、こちらは1989年のモデル一新時に誕生したモデルになります。
カタログではTE-070とTE-085(消費税導入時期なのですぐにTE-090に型番変更)が存在しておりますが、こちらはカタログ未掲載モデルであるTE-110です。
TE-085(TE-090)との違いは、ボディ材とフロントPUが違い、こちらはボディ材はポプラではなくバスウッドの様で、フロントPUもテレキャスモデル用のJ-120ではなくハイパワーシングルのJ-100XLが搭載されています。
ネックポケットにもTE〇-110とスタンプされています。
ブラックボディにホワイトのセルバインディングということで、FERNANDES TEJにかなり似たモデルになっています。
実際、同時期の1990年モデルにFERNANDES TEJ-85というかなり似たモデルが存在しています。
ちなみにこのモデルは楽器屋さんで入手いたしましたが、ネックはFERNANDES TEJ-85のネックが装着されていたため、FERNANDES TEJ-85として販売されていました。
Charvel TEシリーズもFERNANDES TEJ-85(後期)もともに非常にレアなモデルなので、よほどのファンでなければわからないと思います。
このボディにTEJネックを装着しても、全然違和感ないですからね。
まあ、この辺はFERNANDESがTEJを販売するにあたってはコンコルドヘッドのパテント料は支払っていたようですし、この辺は友好的ではあったのでしょう。
ということで私的には元に戻そうとして、同時期のCharvel DK-085辺りから外そうと思ってはいたのですが、なんかいまいち程度の良いものがなく、もうちょい前のMODEL期のCharvel MODEL 3DRのネックを付けてみましたが、ん~、なんかリバースヘッドは良いのだけれどドットポジションマークはちょっと違うな。
それで結局、同じくモデル期末期のCharvel MODEL 1Fのネックを装着していました。
結構ブラックボディにメイプル指板ネックはマッチングも良く、しかも似合っていたかなと個人的には思っていました。
そんなわけで、1990年代に入るとJackson系との住みわけもあって、コンコルドヘッド系は早々に消滅してしまい、その中でもかなり短命なテリーシリーズのボディです。
重量は2080gと結構重いボディです。
スペックは
ボディ材はバスウッド。
ネックはつばだし22Fのレギュラースケール(648mm)対応。
ネックポケットはラウンド仕様。
ブリッジは元々はCharvel FLC-202(Schaller S・FRTⅡ)に対応しておりブリッジザグリが施されており、スタッドは7mm径のネジ切り部が細いタイプに対応しています。
スタッド間は74mm。
アンカーはボディについています。
PUザグリは1S1H。
カラーはブラックです。
ジョイントはオーソドックスなプレート4点止め。
ネックポケットのサイズは、幅57.2mm、深さ17.5mmです。
コンディション:使用に伴う小傷や擦れはありますがそれほど重篤なダメージはなく程度はまずまずです。
写真にもありますが、バインディングの割れはないのですがちょっとボディからはがれている個所があり、少し隙間があります。
送料は、ゆうパック100サイズです。
ネットでこの商品名でググってもTE-090や085が現れますが、このブラックボディ&ホワイトバインディングはキリル文字で出てくる個体しかなく、非常にレアなモデルです。
しかし売れてるかどうかはわかりませんがすごいプライスで売っていますね~。
円が安いこともありますが、日本人には手が届かなくなってしまった感があります。