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かなり昔、米国で手に入れた方から購入した「トリニタイト」です。

トリニタイト (trinitite) はトリニティ実験の際に、砂漠の砂が高温にさらされ一度溶けて生成された人工鉱物です。
トリニティ実験は、第二次大戦末期の1945年7月16日、米国ニューメキシコ州で行われた人類初の核実験です。
のちに、実験で用いられたものと同型の、プルトニウム原子爆弾「ファットマン」が日本の長崎市に投下されました。
主成分はケイ素で、淡い緑色を帯びたガラス質ですが、他の色の物も存在しています。

本来は中レベルの放射性があると言いますが、今回の資料は写真4の英文説明文と、翻訳した写真9の説明文にありますように、「放射性物質はごくわずかで、取り扱いは安全です。」と記載されています。
写真7・8で、空中線量を測定していますが、10センチ離れた所（本来は1メートル）で、0.09マイクロシーベルトと0.10マイクロシーベルトであり、日本の平均値程度になっています。（なお、1メートルでは0.05マイクロシーベルトでした。）
測定したこの場所は、自然放射線が0.05マイクロシーベルト程度で、関東ローム層の上ですので低く出ますが、西日本は多く出ます。
低線量の放射線は、ホルミシス効果で健康にも良いと言われています。

トリニティ実験場のほとんどが1952年に埋め立てられてしまっていて、この実験場から持ち出すことは違法になっています。
違法になる以前のものは、今でもコレクターの手元にあり、この資料も合法な物です。

トリニタイトは準結晶であり、理論上あり得ない構造の、高次元物質とも言われています。
五角形の構造で、固体という不思議な物で、現在も研究中との事です。

学術研究用としてとても貴重な資料です。
ユーチューブの「ゆっくり霊夢と魔理沙」で、トリニタイトを詳しく取り上げています。

大きさは、縦78ミリ、横63ミリ、高さ52ミリ、重さ184ミリで、資料としてはかなり大きいと思います。
磁石には、反応しません。
これ以上詳しい事は分かりませんので、写真を見て、学術用としてご理解のある方のみの、ご入札をお願いします。

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