【 史上稀に見る超超秀逸年 豪華2本組 】
『皇帝ナポレオンがこよなく愛した赤』として知られる銘醸地
「ジュヴレ・シャンベルタン」。
「シャンベルタン」グラン・クリュを抱えるブルゴーニュ屈指の村であり、
18世紀の英雄ナポレオンは
『ロシア遠征にまでシャンベルタンを運ばせた』
という逸話も残るほどにこの銘醸ワインを溺愛しました。
以来、このブルゴーニュ随一の高質ワインを人は
『王者のワイン』と讃え、
その名声は不動のものとなりました。
今回のオススメは、何と言っても2002年である点。
2002年は、ブルゴーニュの赤ワイン史上稀にみる超超秀逸年。
それ以前の超秀逸年を探すとなると、1990年までさかのぼって探す必要があるので、現実的にはほぼ不可能。
2002年のこの2本は、超秀逸年でなお且つ熟成23年の
抜栓のベスト・タイミングを迎えた
幻の2本であることにお気づき頂けるでしょう。
日本国内在庫も皆無に等しく、
この先お目にかかれることも難しい
間違いなく希少な逸品です。
23年の時を経た今、
数々のブルゴーニュを飲んで来た舌の肥えたワインラヴァーの舌をも存分に楽しませてくれる
至極の2本組です。
酒神バッカスの顔とイエローラベルでお馴染みの「ルイ・ジャド」は、
グラン・クリュからA.O.C.ブルゴーニュに至るまで、同等の熱意を持ってワイン造りを行う生産者。
1859年の設立以来、
『自らが誇りとするブルゴーニュの真のテロワールを、ワインを通じて表現すること』
をモットーに掲げます。
ネゴスとしても幅広いラインナップを網羅している為、
日本でも巷のワインショップには当たり前のように陳列されるメゾンではありますが…
今回出品の1本は、そんじょそこらのジャドとは全くの別物。
超超秀逸年で尚且つ熟成の極みに達した
特別な逸品になります。
『ブルゴーニュ好き』を公言する方は
必ず経験すべき銘柄です。
もう一つの造り手は、聖地・黄金の丘「コート・ドール」の中心都市ボーヌで最も長い歴史を持つ
ブルゴーニュ屈指のドメーヌ
「ブシャール・ペール・エ・フィス」。
創業は1731年。1820年には、ルイ11世と12世が築いた「シャトー・ド・ボーヌ」城を購入し、地下を熟成庫とし
現在も約3000本のオールド・ヴィンテージ・ワインを静かに所有します。
ブシャールは、またコート・ドールに総面積130haもの畑を所有し、グラン・クリュを12ha、プルミエ・クリュを74ha所有して、
コート・ドール最大のドメーヌに成長を遂げています。
1995年には、シャンパーニュの老舗「アンリオ」家の資本が投下されたことにより、ワイン造りの全工程において徹底した見直しが行われました。そして、ラベルデザインも一新。
ネゴシアンとしても幾多のワインを手掛けるブシャールですが、こちらの「ジュヴレ・シャンベルタン」は、
明らかにブシャールの上位キュヴェに数えられる品格を備えています。
そのクオリティの高さを証明するように、これまでもユナイテッド・エアラインやブリティッシュ・エアウェイズの
ファーストクラスで機内サービスされ、またプラザ・アテネやアラン・デュカスなど、
数々のミシュラン星付きレストランにもオンリストされた実績を誇ります。
ブドウ品種は、当然ながら
ピノノワール100%
凝縮した果実味、質の高いタンニンと円みがある
妖艶な芳香と調和に満ちた希少且つ至極のピノは、
日を跨ぎじっくりと味わいたい逸品です。
ドライチェリー、プルーン、イチジク様の熟した果実のブーケ
トリュフ、湿った土、茸、葉巻箱のような熟成香
紅茶やバルサミコ、革、スパイス(クローブ、ナツメグ)なども感じられます。
果実味は落ち着き、酸は未だ健在、タンニンは完全に溶け込み、ジュヴレ・シャンベルタンらしい構造美が見事に華やぎます。
秋の森の香りを纏ったベルベットの様なピノノワールは、
「旨味」や「出汁」のある料理との相性は抜群に優れます。
鴨のローストやコンフィ、ジビエ、トリュフリゾットや熟成チーズとも◎
いずれも今秋〜冬に掛けてじっくりと時間をかけて堪能したい貴重古酒です。